日本銀行下関支店は、県内の景気について、新型コロナウイルスの 影響などにより、持ち直しのペースが鈍化しているとして景気の判断を下方修正した。
日本銀行下関支店によると、スーパーなどでは、巣ごもり需要が増加しているとの声があるものの、幅広い層で、外出を控える動きが続いていて、個人消費は、新型コロナの影響により、下押し圧力が強い状態が続く中全体として持ち直しの動きが一服しているとしている。
また、生産では、輸送機械で、半導体部品の供給不足により、生産調整が行われている他、住宅投資も前年を下回っている。
これらを踏まえ日銀下関支店では、県内の景気について、「新型コロナの影響などにより一部に下押し圧力が強まっていることから持ち直しのペースが鈍化している」として景気の判断を下方修正した。
また、「県内景気の方向感としては、全体として持ち直しているという所から持ち直しのペースが、鈍化しているという事で下方修正している」という。
また、ロシアによるウクライナ侵攻の影響については、ガソリンなどのさらなる値上がりが考えられる他、混乱が長期化すると小麦などを始め食料品の価格にも影響が及んでくるかもしれないとしてしている。
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