日本海側中心に雪 断続的に強まる 落雪や除雪中の事故に注意
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日本海側中心に雪 断続的に強まる 落雪や除雪中の事故に注意 | 気象 | NHKニュース
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強い冬型の気圧配置の影響で、日本海側を中心に雪が降り続き、滋賀県北部や札幌市周辺では記録的な大雪となっているところもあります。
積雪が多くなっている地域では、落雪や除雪作業中の事故に十分な注意が必要です。
気象庁によりますと、強い冬型の気圧配置と上空の寒気の影響で、北海道から中国地方にかけての日本海側を中心に雪が降り、断続的に強まっています。

特に滋賀県や岐阜県周辺には平地にも発達した雪雲が流れ込み、午後2時の積雪は、滋賀県米原市で81センチと記録に迫る積雪となっているため彦根地方気象台は不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。
また、岐阜県関ケ原町では1997年に統計を取り始めてから最も多い84センチに達しています。
また、札幌市周辺にも発達した雪雲が流れ込んでいて、札幌市の午後2時までの24時間降雪量は60センチと1999年に統計を取り始めてから最も多くなり、積雪は1メートル31センチに達しています。
このほか
▽新潟県津南町で3メートル49センチ
▽長野県野沢温泉村で2メートル68センチ
▽鳥取県大山で2メートル2センチに達しました。
新潟県津南町で3メートルを超えたのは2015年の2月以来です。
今後の雪の見通し
北陸などの雪のピークは過ぎつつありますが、6日夜にかけて雪の量が増える見込みです。
7日昼までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで
▽新潟県と岐阜県、それに近畿北部で50センチ
▽北陸と長野県で40センチなどと予想されています。
気象庁は大雪による交通への影響や電線や樹木への着雪による停電、それに雪崩などに十分注意するよう呼びかけています。
日本海側では各地で積雪が平年を大幅に上回り、平年の2倍以上に達しているところもあります。
落雪や雪崩の危険性があり、大雪となった地域では建物の軒下や山の斜面などには近づかないでください。
また、除雪作業を行う際には落下を防ぐための「安全帯」で体を固定するなど対策を徹底し、必ず2人以上で行うようにしてください。