高性能水中探知装置を不正輸出疑い メーカーの元取締役ら逮捕
NHK NEWS WEB 配信より
高性能水中探知装置を不正輸出疑い メーカーの元取締役ら逮捕 | 事件 | NHKニュース
潜水艦などに軍事目的に転用されるおそれがある高性能の水中探知装置を国の許可を受けずに不正に輸出していたとして、東京のメーカーの元取締役ら3人が兵庫県警察本部に逮捕されました。
逮捕されたのは東京 瑞穂町に本社があるメーカー「ソニック」の元取締役、原口康史容疑者(70)と社員ら合わせて3人です。
捜査関係者によりますと去年7月、高性能の水中探知装置を南米のチリに不正に輸出したとして外国為替法違反の疑いが持たれています。
水中探知装置は音波を使って水中にあるものを探知する機器で「ソナー」とも呼ばれ漁船などでも利用されていますが、探知できる距離が5120メートルを超えるものは潜水艦など軍事目的に転用されるおそれがあるため輸出する際は経済産業省に申請して許可を得る必要があります。
捜査関係者によりますと輸出された水中探知装置は性能が上回るのに許可を得ていなかったということです。
警察は輸出したいきさつなどについて捜査を進めることにしています。
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