島根知事「早め早めの行動を」 大雨への警戒呼び掛け
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災害対策本部会議で大雨への警戒を呼び掛ける丸山知事(右)
島根県は16日夕、災害対策本部会議を開き、17日にかけて前線が山陰エリアに北上し、県内で警報級の大雨が予想されるとして、土砂災害や浸水、河川の増水への警戒を呼び掛けた。
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松江地方気象台によると、県内では17日未明から土砂災害を想定した大雨警報が見込まれる。
日中を中心に多い所で1時間に40ミリの雨が降り、同日午後6時までの24時間雨量は200ミリに達すると予想。
11~15日の雨量が8月の平年値の2倍を超え、400ミリに達した地域もあるとして、「少しの雨でも土砂災害の恐れがある」としている。
丸山達也知事はこれを踏まえ、「河川や水路など危険な場所に近づかないようにし、少しでも危険を感じたら早め早めに命を守る行動をとって」と呼び掛けた。新型コロナウイルスの感染が広がる中、「土砂災害や浸水被害のリスクは感染症のリスクとは比較にならない」として、気象情報や避難情報に十分に注意し、適切な避難行動を取るよう訴えた。
同気象台によると、11日午後の降り始めから15日までの降水量は、津和野町森村422・0ミリ▽益田市匹見417・5ミリ▽吉賀町七日市333・0ミリ―などとなっている。
中国新聞社
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