【続報】島根・鳥取の大雨、避難対象者35万人に 土砂崩れ、国道の路面冠水など被害相次ぐ

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山陰中央新報

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大雨で道路が冠水し、立ち往生する車=雲南市三刀屋町、12日午後

 

 活発化した梅雨前線の影響で、島根県東部は12日未明から、猛烈な雨が断続的に降った。

 

午前11時点で人的被害は確認されていないが、各地で道路の冠水や法面の崩壊などが発生している。

 

5段階の警戒レベルで最も高い「緊急安全確保」が雲南市と飯南町全域の4万人超に発令されたほか、松江市や出雲市など山陰両県計7市町の28万人超にレベル4の「避難指示」が出ており、レベル3の「高齢者等避難」も合わせると、避難が必要なのは計35万人に上っている。  

 

避難指示発令地域の内訳は、出雲、大田、安来3市と、奥出雲町は全域。松江市は鹿島、古江、大野、秋鹿、美保関、島根の6地区。川本町は三大字、因原、芋畑、谷の4地区。鳥取県南部町は天萬の一部、谷川、柏尾の3地区。  

 

島根県によると、同日正午時点で松江、出雲、安来、雲南、大田各市と奥出雲、川本、飯南、美郷の各町に土砂災害警戒情報を発令。松江市竹矢、東出雲両地区と知夫村全域など両県計5市町村の約3万人にレベル3の「高齢者等避難」が出ている。

 

正午時点の1時間降水量は、掛合(雲南市)で69・0ミリ、赤名(島根県飯南町)で71・5ミリを記録し、ともに観測史上最大。出雲は7月の観測史上最大の57・5ミリとなった。降り始め(4日午後4時)から12日午前11時までの降水量は松江453・0ミリ▽境514・0ミリ▽大山501・5ミリーなど。  

 

松江市では美保関町や、島根町の住宅の裏山で土砂崩れが発生。

 

雲南市三刀屋町三刀屋と掛合町多根の国道54号が路面冠水で、木次町西日登からの11・2キロが土砂流出で、それぞれ全面通行止めとなった。各地で床上、床下浸水も多数確認されている。  

 

JR西日本米子支社は山陰線の倉吉ー浜田、伯備線の伯耆大山ー上石見駅、境線の米子ー境港、木次線の宍道ー出雲横田で午前中の運転を見合わせており、再開は午後以降としている。一畑電車も全線で再開の見通しが立っていない。  

 

県立高校や小、中学校など30校余りが臨時休校した。

 

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私のコメント :  令和3年7月12日、島根県 商工労働部 観光振興課 観光企画グループ 主任主事と私は、対談する。
 
梅雨前線の影響で、島根県東部は、猛烈な雨が断続的に降った。人的被害は確認されていないが、各地で道路の冠水や法面の崩壊などが発生している。松江市では美保関町や、島根町の住宅の裏山で土砂崩れが発生雲南市三刀屋町三刀屋と掛合町多根の国道54号が路面冠水で、木次町西日登からの11・2キロが土砂流出で、それぞれ全面通行止めとなった。JR西日本米子支社は山陰線の倉吉ー浜田、伯備線の伯耆大山ー上石見駅、境線の米子ー境港、木次線の宍道ー出雲横田で午前中の運転を見合わせており、再開は午後以降としている。一畑電車も全線で再開の見通しが立っていない。