阿川佐和子:親友・檀ふみとの共演は「恐怖の挑戦」 女優業を語る

テレビ

連続ドラマ「セミオトコ」に出演している阿川佐和子さん

1 / 3

連続ドラマ「セミオトコ」に出演している阿川佐和子さん

 

 人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さんの主演ドラマ「セミオトコ」(テレビ朝日系、金曜午後11時15分※一部地域を除く)で、訳アリの住人たちが暮らす「うつせみ荘」の大家の一人、庄野ねじこを演じる阿川佐和子さん。私生活でも親交の深い檀ふみさんと姉妹の役柄で、ほとんど「うつせみ荘」から外に出ない、のんびり屋のキャラクターを好演している。連続ドラマに出演するのは「陸王」「チア・ダン」(共にTBS系)に続き3度目となる阿川さんに、檀さんとの共演エピソードや女優業の魅力を聞いた。(渡邊玲子/フリーライター)

 

 ◇親友・檀ふみと共演「監督が3人ぐらいいる感じ」

 「私が着ると七分袖なんだけど、檀さんが着ると半袖になるの」。おそろいの花柄の服やパジャマを着こなす阿川さん演じる「ねじこさん」と檀さん扮(ふん)する「くぎこさん」の、「阿佐ヶ谷姉妹」ならぬ「国分寺姉妹」のどつき漫才のようなやりとりも、今作の見どころの一つ。

 

 檀さんとの共演の感想をたずねると、「恐怖の挑戦でしたよ。最初は『どうしよう』って。あちらベテランでしょ? だからお叱りが多いの。『動きすぎよ』とか『もっとゆっくり話したほうがいいんじゃないの?』とかね」と振り返る。

 

 ドラマを手がける服部宣之プロデューサーは「あえて本来の二人の性格とは逆のキャラクターを演じてもらった」というが、檀さんから「私にせっかちな役はできるけど、あなたにのんびりした役は無理だと思うの」と言われてしまったという阿川さん。「監督が3人ぐらいいる感じなんですよ。本当の監督でしょ、助監督でしょ、それから『くぎこ監督!』」

 

 さらに檀さんについて「自分では『私はのんびりしてるの』って言ってますけど、決して檀さんはのんびりした性格じゃないと思います。人に指示するし、現場を仕切る、仕切る! 檀さんの方が私よりも圧倒的に姉御肌」と、親友だからこそ知り得る、檀さんの意外な一面を明かす。

 

 ◇「演技って本当に奥深い…」

 本作の見どころについて「今回はファンタジックな設定で、檀さんとの丁々発止プラス、回を重ねるごとに『うつせみ荘』の住人同士の間に生まれつつあるハーモニーの心地よさみたいなものが、見ている人たちに伝わればいいなと思っていて。私の場合は『そうね』とか、『あーそうよね、くぎこさん』とかね。『合いの手女優』の役割だから。たまにどこで入れるのか分かんなくなっちゃって、肝心なところで(合いの手が)抜けるのよ」と笑う。

 

 役を演じる上では「セリフや表情がどうとかいうのを私が下手に考えるよりは、『うつせみ荘』全体の中で、チャキチャキのくぎこの妹として、どういう立ち位置で存在しているかっていうことの方が、ずっと大事なこと」だと語る。

 

 さらに阿川さんは「演技のことをとやかく言うような立場じゃない」と前置きしながらも、「たとえ台本を忠実に読んだとしても、声の出し方とか、テンポとか、間の取り方とか、リアクションとかで、いかようにも捉えられると思うから。例えば今日も『え?』というのがあるんだけど、『えぇっ!』て言うのか、『え……っ』て言うのかで、随分違ったものになるものだっていうことを考えると、演技っていうのは本当に奥深くて面白いなって思うんです」と振り返る。

 

 「お芝居って、役を通じて自分が全体のオーケストラの中の役割を担っているか考えるのが面白いんです。監督とかプロデューサーに少しずつ直してもらいながら、どんな音色を出せるか考えるのは好きですね」

 

 また、「こないだね、中井貴一さんにインタビューした時にね、『役者の仕事っていうのは、波線グラフじゃないから。棒グラフだから』って言われたの。『自分ではそこそこ自信がついたなと思っても、次のドラマの時はまたゼロからスタートすることになるんだから』って」とエピソードを明かし、「『あんなベテランでもそうなんだ』と安心しました。『檀さんに叱られながら、ちゃんとゼロからやらなきゃいけないんだな』って」と笑みを見せる。

 

 「すでに女優業はやみつきに?」と聞くと、「私の仕事は、基本的に全て受注産業ですけどね」と笑いつつ、普段の仕事と女優業との違いについて「いつもの仕事はインタビューも含めて割と少人数。小説にしろエッセーにしろ、基本は自分が書かないと前に進みませんから、常に自分との戦いなんです。でもドラマの場合は『1、2の3!』で、同時にそれぞれの役割を100%発揮して『同じ目的に向かっていきましょう!』っていう仕事でしょ。演者だけでなく照明さんも音声さんも道具係もみんな。その職人技みたいなものを見ているだけで、いつも感動するんです」と明かす。

 

 ◇90歳になっても「常に新しいことを…」

 一方でドラマの現場について「本当にブラック企業。よくもまぁ、みんな訴えもせずにやってるなって思う(笑い)」と語りながら、「でもあれだけ必死で頑張れるのは、きっとそこにいるみんなが『いいものを作りたい!』って考えてるからだと思うのね。誰かに『よかったよ!』って言われることを目標にしながら、『自分はどの音を出したら、全体が良いアンサンブルになるんだろう』って考える醍醐味(だいごみ)はねぇ、個人事業者にはない喜びなんですよ」としみじみ。

 

 「でも、だからって別に役者になるって決めたわけじゃないですよ。オファーがなければできないし」と笑顔で付け加える阿川さん。そもそも「熟練するってことにあまり興味がない」といい、「少しずつ上手くなっていくっていう初心者的な」立ち位置が好きなのだと語る。

 

 「私はゴルフを51歳にして始めたんですけど、そうすると息子みたいな年頃の子たちに『頭上がってますよ!』『ほら、またさっき言ったことやってない!』って怒られるの(笑い)。でも私、小学1年生みたいに教わって、『できたじゃないか!』って褒めてもらうのが結構好きなんですよ」

 

 そんな阿川さんにとってドラマの世界は、「いつまでも初心者でいられる場所」だという。「『今日はここがちょっと褒められたかな?』ってやってるのが好きなんです。きっと90歳くらいになっても、私は常に何か新しいことをやりたいって思うんだろうな」

 

阿川佐和子:親友・檀ふみとの共演は「恐怖の挑戦」 女優業を語る - MANTANWEB(まんたんウェブ) (mantan-web.jp)

配信より

 

令和3年5月9日、「 クリント・イーストウッド監督・主演の映画 マディソン郡の橋を日本でやった場合の配役を高倉さんと檀さんが語り合っていた際、檀さんが、日本でやるなら高倉健さんと吉永小百合さんねと言うと、高倉さんも、何でそんな遠慮をすることがあるんだ。檀ふみでいいじゃないかと、答えてくれるなど・・・」

 

想い出のかたすみに ・・・「おもいでのかたすみに」

 

...  未知(檀ふみ)は人形劇研究会に属している普通の大学生で、同じ大学の隆夫(中村雅俊に恋焦がれている。

「芸術写真」とその時代
飯沢 耕太郎/筑摩書房

日本芸術写真史―浮世絵からデジカメまで (美学叢書)
西村 智弘/美学出版

花の文化立国日本 お花の歳時記
永田晶彦/一粒書房

あの時マイソング ユアソング
都倉 俊一/新潮社

暮らしに生きる音楽 (1985年) (精神開発叢書〈98〉)
都倉 俊一/富山県教育委員会

SONGS~都倉俊一作品集
オムニバス,石江理世,小林美樹,木之内みどり,ちあきなおみ,黒木真由美,天馬ルミ子,香坂みゆき,高田みづえ,桑江知子,倉田まり子/ビクターエンタテインメント

ヒットスタジオ15
夢工場,KODOMO BAND,Dee-Dee Hit Dancing Dolls,岩崎良美,新田恵利,高井麻巳子,堀ちえみ/株式会社ポニーキャニオン

オリジナル ファースト アルバム わたしの宵待草
浅田美代子/(unknown)
 

 ・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後鳥羽上皇配流から800年 島根県隠岐 2年かけ顕彰事業
2021/1/15 11:00 (JST) [m:213]山陰中央新報社 配信より

鎌倉時代、1221年の承久(じょうきゅう)の乱で後鳥羽上皇(1180~1239年)が隠岐に配流されてから、2021年は800年の節目を迎える。島根県海士町では、来島の様子を再現したイベントや島民との交流を描いた演劇など、盛りだくさんの行事に取り組む。上皇ゆかりの歴史と文化遺産の継承に向けた人材の育成や観光客誘致につなげる。

後鳥羽上皇は承久の乱で敗れて中ノ島(現・海士町)に配流され、亡くなるまでの20年近くを過ごした。和歌や刀剣作りに関心を寄せたと伝えられ、上皇を祭る隠岐神社もある地元では「ごとばんさん」の名で親しまれる。
・・・・・・・・・・

みんなの投稿を見てみよう