ファッション通して流行振り返る企画展 県立石見美術館

 

戦後から今に至る日本のファッションの移り変わりを紹介する企画展が、益田市の美術館で開かれています。

この企画展は益田市の県立石見美術館で開かれていて、戦後から今にかけて、そのときどきに流行した洋服などあわせて600点が展示されています。

 

このうち、吉賀町出身の世界的デザイナー、森英恵さんがデザインしたアロハシャツは、1950年代に流行し、石原裕次郎らが出演した映画でも使用されました。

 

また、森さんが1965年にニューヨークで発表したドレスは、鮮やかな金色の帯の生地が使われていて世界的な評価を受けました。

 

このほかに、1970年代に東京・原宿で若い人たちの間で流行した裾が広いパンツや、2000年代に流行した、フリルやリボンをふんだんに使ったワンピーススタイルの洋服が紹介されています。

 

県立石見美術館学芸課の南目美輝課長は「自分が生きた記憶と洋服がリンクして楽しんでもらえると思います」と話していました。

この企画展は、来月16日まで開かれています。

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知事「まん延防止等重点措置」地域への往来自粛重ねて要請へ

 

丸山知事は16日の定例会見で、新型コロナウイルス対策で「まん延防止等重点措置」の適用が都市部で広がっていることを受けて、県民に対し、適用された地域への往来を自粛するよう、重ねて要請する考えを示しました。

政府は「まん延防止等重点措置」について、すでに適用されている大阪や東京に加え埼玉、千葉、神奈川、愛知の4県への適用を新たに決め、適用が都市部で広がっています。

 

これを受けて丸山知事は、16日の定例会見で、「大都市圏では第3波に入ったときと同じような感染拡大が続いている。医療機関の負担は、ずっと継続している中で今後、医療の水準を保っていけるのかどうか重大な局面にあると思っている」と述べました。

 

その上で近く、県の対策本部会議を開き、県民に対し、適用された地域への往来を自粛するよう、重ねて要請する考えを示しました。

 

一方、丸山知事は依然として厳しい状況が続く県内の飲食店などへの支援策を問われたのに対し、

 

「県内の感染状況にあった生活様式や、飲食のスタイルというものを、確認しながら、手探りでやっていかざるを得ない。過度な自粛を招かないような県民への呼びかけや、今月から県独自にプレミアム率を拡大した『Go Toイート』の食事券のPRなど、消費喚起の対策を行っていく」

 

と述べました。