島根知事、聖火リレーを条件付きで容認へ 車列排除なければ中止も
4/6(火) 8:17配信 中国新聞デジタル

島根県庁
島根県内で5月に予定される東京五輪聖火リレーの中止を検討している丸山達也知事が、聖火ランナーを先導するスポンサー関係の車両などを排除することを条件にリレーを容認する方針を固めたことが6日、分かった。同日、大会組織委員会の幹部と東京都内で面会して伝える方針。

【写真】島根県の丸山達也知事

 丸山知事は、新型コロナウイルスの感染拡大地域以外の飲食店への支援などを求めて2月17日に聖火リレーの中止検討を表明。関係者によると、追加経済対策を検討する国の動きなどを踏まえ、リレー開催の条件から取り下げる判断をした。地元選出の国会議員や全国知事会などを通じて働き掛けを続けるという。

 3月25日に福島県からスタートした各地の聖火リレーを巡って丸山知事は、新型コロナの「第4波」の懸念が広がる中、「スポンサーやスタッフの車列が連なり、大音量でパレードをしている」と問題視。組織委が、車列の排除に応じなければ中止する可能性はあるとしている。

中国新聞社

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最終更新:4/6(火) 8:17 中国新聞デジタル