台湾 特急電車の脱線事故 51人死亡 140人以上けが 鉄道当局
2021年4月2日 20時53分

台湾東部の花蓮県で2日午前、特急列車が脱線する事故があり、これまでに乗客や運転士、合わせて51人が死亡し、140人以上がけがをしています。

2日午前、台湾東部の花蓮県にあるトンネルの中で特急列車が脱線しました。

台湾の鉄道当局によりますと列車には乗客およそ490人が乗っていて、この事故でこれまでに乗客や運転士、合わせて51人が死亡し、140人以上がけがをしたということです。

列車は8両編成で、このうち先頭の4両が事故で変形しているということです。

この特急列車は2日朝、北部の新北市の樹林を出発し、東部の台東市に向かっていました。

鉄道当局は2日夜、記者会見し、工事現場のトラックがおよそ20メートル下のトンネルの入り口付近の線路に転落し、そこに走ってきた列車が衝突したのが事故の原因だという見方を示し、なぜトラックが転落したのかなど詳しく調べています。

台湾は2日、多くの人が先祖の墓参りを行う「清明節」の連休初日で、列車は大勢の帰省客などで混雑していたとみられます。

台湾の蔡英文総統は、台北市内の鉄道当局を訪れたあと、記者団に対し「消防、警察だけでなく、軍も支援に入るよう指示した。各部局には亡くなったり、けがをしたりした人のサポートに全力であたるよう指示した」と述べています。

乗客「突然 急ブレーキかかり 後ろの車両に押された」
台湾メディアは、脱線した列車に乗っていたという乗客のインタビューを伝え、乗客は「突然急ブレーキがかかった。その後、乗っていた車両が後ろの車両に押された」と話し、当時の状況を振り返りました。

列車の車掌「列車は満席 立っている乗客も」
自身も車内に一時閉じ込められ、その後、救出されたという列車の車掌は台湾メディアの取材に対し「列車は満席で、席がなく立っている乗客もいた」と話し、車内が大勢の乗客で混雑していたと説明しました。

一方、事故の状況については「詳しい状況はまだ分からない。突然、緊急ブレーキがかかって列車が止まった」と話しています。

台湾での過去の列車事故
台湾では3年前、北東部の宜蘭県で、8両編成の特急列車が脱線して乗客18人が死亡、290人以上がけがをする事故がありました。

その後の調査では、運転士が速度を制御する安全装置を切ったことなどが直接の原因だったとしたうえで、運転士の訓練などの管理態勢にも問題があったと指摘しています。

同じ宜蘭県では2007年にも普通列車と試運転中の列車が衝突し、5人が死亡しました。

また、中部の阿里山では2011年と2003年に観光用の登山鉄道の列車が脱線、転覆する事故が起きています。

2011年の事故では線路脇の木が車両に倒れて列車が脱線、転覆し、5人が死亡、2003年の事故では17人が死亡、150人以上がけがをしています。

特急列車は日立製作所が製造した車両
日立製作所によりますと、台湾で脱線した特急列車は日立製作所が製造した車両だということです。

平成18年から28年にかけて、同型の車両を64両、台湾に納入しているということです。

日立製作所は、現時点では車両に異常があったという情報はなく、車両が原因ではないとみていて、台湾当局の支援を行うとともに、現地の社員を通じて情報の収集を進めています。

列車の行程は
台湾の鉄道当局によりますと、脱線事故を起こしたのは8両編成の特急列車「タロコ号」408号で当時、乗客およそ350人が乗っていました。

時刻表では、この列車は現地時間の午前7時16分、日本時間の午前8時16分に北部、新北市の樹林駅を出発し、午前11時10分、日本時間の午後0時10分に東部、台東市の台東駅に到着する予定でした。

事故は午前9時半ごろ、台湾東部の花蓮県にあるトンネル付近で発生しました。

台湾メディアは、トンネルの入り口付近の線路脇に工事用の車両が転落し、そこに走ってきた列車が衝突し、トンネル内で脱線したと伝えています。

鉄道当局や消防によりますと、先頭車両から6両目までが脱線して、4両目までが事故の衝撃で変形しているということです。

日本人の親子2人が乗車 軽いけが
日本の台湾との窓口機関「日本台湾交流協会」によりますと、列車には日本人の親子2人が乗っていたということです。

2人とも軽いけがで、自力で病院に向かい、すでに病院を出ているということです。

台湾メディア「過去最悪の鉄道事故」
台湾のメディアは、これまで台湾の鉄道で起きた事故で、死者が最も多かったのは、1981年に特急列車が大型トラックと衝突し、30人が亡くなった事故と、1991年に特急列車が急行列車と衝突し、同じく30人が亡くなった事故で、今回の死者はこれを上回り、過去最悪の鉄道事故だと伝えています。

台湾 蔡英文総統「サポートに全力であたるよう指示」
台湾の蔡英文総統は2日夕方、台北市内の鉄道当局を訪れたあと、記者団に対し「連休初日に事故が起き、多くの死傷者がでたことを悲しく思う。消防、警察だけでなく、軍も支援に入るよう指示した。各部局には亡くなったり、けがをしたりした人のサポートに全力であたるよう指示した」と話しました。

菅首相「大変心を痛めている 心からお見舞い」
菅総理大臣は、2日夜、みずからのツイッターに「台湾の皆さんへ」として「台湾東部において列車脱線事故が発生し、多数の死傷者が出ているとの報に接し、大変心を痛めています。亡くなられた方々へのご冥福を心からお祈りするとともに、被害に遭われた方に対し、心からお見舞い申し上げます」と投稿しました。

安倍前首相「私たちにできることあれば 協力惜しまない」
自民党の安倍前総理大臣は、みすからのツイッターに「現場では懸命の救助作業が行われていると承知している。この困難な時にあって、台湾の皆さんの友人として、私たちにできることがあれば協力を惜しまない。一人でも多くの方の無事を心よりお祈りしています」と投稿しました。

私のコメント : 令和3年4月2日、日立製作所によりますと、台湾で脱線した特急列車は日立製作所が製造した車両だということです。平成18年から28年にかけて、同型の車両を64両、台湾に納入しているということです。日立製作所は、現時点では車両に異常があったという情報はなく、車両が原因ではないとみていて、台湾当局の支援を行うとともに、現地の社員を通じて情報の収集を進めています。
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台湾産パイナップル 県に300個贈呈
03月30日 18時01分 山口 NEWS WEB 配信より

台湾産のパイナップル300個が、30日、村岡知事に贈られ、県内の児童養護施設で暮らす子どもたちに味わってもらうことになりました。

30日は、台湾の総領事にあたる台北駐福岡経済文化弁事処長の陳忠正さんが県庁を訪れ、台湾産のパイナップル300個を村岡知事に贈りました。

パイナップルは、県内10か所の児童養護施設で子どもたちに味わってもらうということで、陳さんは、「台湾のおいしいパイナップルをぜひ味わってほしい」とあいさつしました。

山口県は、これまで、台湾で観光のプロモーションを行うなど交流を進めてきていて、村岡知事は、「大変ありがたく思っている。新型コロナが収まったあとは、いち早く実際の交流を再開したい」と述べました。

県によりますと、パイナップルの贈呈は、今回、台湾側から申し出があったということです。

台湾産のパイナップルを巡っては、中国当局が害虫が検出されたとして、3月から輸入を停止していて、これに対し、台湾当局は対策を強化して以降、害虫は検出されていないとして反発を強めています。

村岡知事は、「台湾が困っているときには、県としていろんな面で役に立てればと思っている。今後も交流を深めていきたい」と話していました。

私のコメント : 令和3年4月2日、山口県 山口市 山口県 観光スポーツ文化部 交通政策課 伊藤様と私は、その対談を行った。

令和3年4月2日、山口県 萩市 農業委員会 事務局 國光貴子事務局長と私は、その対談を行った。


 

小泉信三選集〈第5巻〉ヨーロッパ・アメリカ (1957年) 小泉 信三/文藝春秋新社

 

小泉信三―天皇の師として、自由主義者として (中公新書) 小川原 正道/中央公論新社

 

航空輸送 (現代交通経済学叢書) 増井 健一,山内 弘隆/晃洋書房

 

政治わが道―藤山愛一郎回想録 (1976年) 藤山 愛一郎/朝日新聞社

 

村田昭治マーケティング研究への旅―輝くマーケティングのサクセス・ロードを求めて 村田 昭治/国元書房

 

福沢諭吉の横顔 (Keio UP選書) 西川 俊作/慶應義塾大学出版

 

労働市場 (1980年) (日経文庫 経済学入門シリーズ) 西川 俊作/日本経済新聞社

 

保育所保育指針解説書―2008年3月発表 ひかりのくに

 

計量経済学のすすめ (1970年) (エコノミスト・シリーズ) 西川 俊作/毎日新聞社

 

諸国民の経済成長―総生産高および生産構造 (1977年) サイモン・クズネッツ/ダイヤモンド社

 

戦後の経済成長 (1966年) サイモン・クズネッツ/岩波書店

 

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ケネー経済表 原表第3版所収版 ケネー/岩波書店

 

経済表 (1961年) (岩波文庫) ケネー/岩波書店

 

マルクスを巡る知と行為―ケネーから毛沢東まで 寺出 道雄/日本経済評論社

 

田中角栄と毛沢東―日中外交暗闘の30年 青木 直人/講談社

 

「経済表」以前の諸論稿―「自由論」「明証論」「借地農論」「穀物論」「人間論」「租税論」 (1950年) (古典経済学叢書) フランソア・ケネー/春秋社

 

フランス経済理論の発展―ボワキュベール,ケネー,セーの国民所得論 (1962年)

J.モリニエ/未来社

 

経済科学の創造―『経済表』とフランス革命 (1965年)  平田 清明/岩波書店

 

リベラリストの警鐘 (石橋湛山著作集―経済論) 石橋 湛山/東洋経済新報社

 

石橋湛山評論集 (岩波文庫 青 168-1) 石橋 湛山/岩波書店