政府 イージス・アショア配備“撤回”、解散めぐっては発言相次ぐ

6/24(水) 19:04配信 TBS News i 配信より

Copyright(C) Japan News Network. All rights reserved.

政府はNSC=国家安全保障会議を開き、計画の停止を発表した地上配備型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」に替わるミサイル防衛のあり方について議論を始めました。

24日夕方、総理官邸に集まった河野防衛大臣らNSC=国家安全保障会議のメンバー。政府関係者によりますと、会議では、秋田県と山口県に配備予定だったイージス・アショアについて、事実上、計画を撤回の方針を確認するということです。今後、敵基地攻撃能力の保有の是非も含めた新たなミサイル防衛のあり方について議論を進めることにしています。

今回の決定について安倍総理は、24日昼に行われた公明党の山口代表との党首会談で、国民に丁寧に説明する考えを示したということです。一方、党首会談では衆議院の解散・総選挙についても話題に・・・

「総理は(衆院解散は)頭の片隅にもないと。我々政府与党としては、コロナの対応と経済の回復に力を尽くそうと」(公明党 山口那津男代表)

解散は「頭の片隅にもない」とする安倍総理に対し、山口代表からは“国民の不安を解消していくことの優先度が高い”との考えを伝えたということです。

解散をめぐっては、23日、“ポスト安倍”に意欲を示す、自民党の岸田政調会長や石破元幹事長の会合でも「大義のない解散には反対だ」など、“早期解散論”に否定的な意見が相次いだということです。

安倍総理はこのあと、自民党の二階幹事長と会食しますが、9月に任期満了を迎える党役員の人事、そして解散の時期などをめぐって意見が交わされるものとみられます。(24日17:38)

最終更新:6/24(水) 19:04
TBS系(JNN)