北方領土へ来月にも調査団=共同経済活動を具体化―日ロ首脳会談
【モスクワ時事】安倍晋三首相は27日、ロシアのプーチン大統領とモスクワのクレムリン(大統領府)で会談した。
日本政府が北方領土問題解決への「重要な一歩」と位置付ける4島での共同経済活動を具体化するため、5月にも日ロ合同の官民調査団を派遣することで合意。元島民が初めて航空機を使っての特別墓参を6月に行い、出入域拠点も拡充することで一致した。
会談は約3時間10分に及び、うち50分間は通訳を交えて1対1で行われた。両首脳の会談は第1次安倍政権を含め通算17回目。
会談後の記者発表で、首相は共同経済活動で検討する事業として魚やウニの養殖、豊かな4島の自然を活用した「エコツーリズム」を例示。「北方四島に住むロシア人の生活水準や利便性を向上させることになる。4島で経済活動をする日本人にとっても多くの新しい可能性をつくり出す」と表明した。
また、官民調査団の派遣が「最初の一歩になる」と指摘。「協力を積み重ねる双方の努力の向こうに平和条約がある。両国民間の信頼を増進させ、ウラジーミル(プーチン氏)と私の間で平和条約を締結したい」と在任中の領土問題解決に強い意欲を示した。プーチン氏は「相互理解と信頼が深まっていくのは大変良いことだ」と語った。
元島民の高齢化を踏まえ、両首脳は6月の国後、択捉両島への墓参に航空機を活用するほか、現在、国後島・古釜布沖に限られている出入域拠点を増やしていくことで一致。8月にも歯舞群島付近に新たに拠点を設けることになった。
両首脳は7月上旬にドイツ・ハンブルクで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて会談することでも合意。首相は、岸田文雄外相とシュワロフ第1副首相による貿易経済政府間委員会を適切な時期に開催したいと呼び掛けた。
日本政府が北方領土問題解決への「重要な一歩」と位置付ける4島での共同経済活動を具体化するため、5月にも日ロ合同の官民調査団を派遣することで合意。元島民が初めて航空機を使っての特別墓参を6月に行い、出入域拠点も拡充することで一致した。
会談は約3時間10分に及び、うち50分間は通訳を交えて1対1で行われた。両首脳の会談は第1次安倍政権を含め通算17回目。
会談後の記者発表で、首相は共同経済活動で検討する事業として魚やウニの養殖、豊かな4島の自然を活用した「エコツーリズム」を例示。「北方四島に住むロシア人の生活水準や利便性を向上させることになる。4島で経済活動をする日本人にとっても多くの新しい可能性をつくり出す」と表明した。
また、官民調査団の派遣が「最初の一歩になる」と指摘。「協力を積み重ねる双方の努力の向こうに平和条約がある。両国民間の信頼を増進させ、ウラジーミル(プーチン氏)と私の間で平和条約を締結したい」と在任中の領土問題解決に強い意欲を示した。プーチン氏は「相互理解と信頼が深まっていくのは大変良いことだ」と語った。
元島民の高齢化を踏まえ、両首脳は6月の国後、択捉両島への墓参に航空機を活用するほか、現在、国後島・古釜布沖に限られている出入域拠点を増やしていくことで一致。8月にも歯舞群島付近に新たに拠点を設けることになった。
両首脳は7月上旬にドイツ・ハンブルクで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて会談することでも合意。首相は、岸田文雄外相とシュワロフ第1副首相による貿易経済政府間委員会を適切な時期に開催したいと呼び掛けた。
・・・ 平成29年4月28日(金)、時事通信 0:02 配信より
私のコメント : 平成29年4月28日(金)、島根県 津和野町 総務財政課 係長より、私のもとへ、連絡が入り、その対応をする。
同日、山口県 山口市教育委員会 事務局 文化財保護課 文化財保護担当 肱岡圭介主事より、 私のもとへ、連絡が入り、その対応をする。
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桑原武夫さんの蔵書1万冊余を廃棄 京都市立図書館
京都市の市立図書館が、フランス文学者で文化勲章受章者の故・桑原武夫さんの遺族から寄贈を受けた、1万冊余りの蔵書をすべて廃棄していたことがわかり、京都市は遺族に謝罪しました。
文化勲章受章者で京都大学名誉教授を務めたフランス文学者の桑原武夫さんが、昭和63年に83歳で亡くなった際に、遺族から桑原さんの蔵書1万冊余りが京都市に寄贈されました。
京都市によりますと、蔵書は市立の右京中央図書館が管理を担当し、市内の別の図書館の倉庫に保管していましたが、おととし12月、改修工事のため保管場所がなくなったなどとして、右京中央図書館で当時、副館長を務めていた女性の判断で、すべて廃棄したということです。
副館長は、桑原さんの蔵書であることを知っていましたが、大半が一般の蔵書と重複し、桑原さんの蔵書の目録を保存しておけばよいと考え、遺族の了解をえないまま廃棄の判断をしたということです。
ことし2月に、蔵書に関する外部からの問い合わせを受け、廃棄の事実がわかりました。
京都市は、遺族に謝罪するとともに、当時の副館長を減給6か月の懲戒処分にしました。
京都市によりますと、市の謝罪に対して遺族は「残念です」と話していたということです。
京都市の在田正秀教育長は「ご遺族はもとより、寄贈にご尽力いただいた関係者と市民の皆様に心からおわび申し上げます」とコメントしています。
京都市によりますと、蔵書は市立の右京中央図書館が管理を担当し、市内の別の図書館の倉庫に保管していましたが、おととし12月、改修工事のため保管場所がなくなったなどとして、右京中央図書館で当時、副館長を務めていた女性の判断で、すべて廃棄したということです。
副館長は、桑原さんの蔵書であることを知っていましたが、大半が一般の蔵書と重複し、桑原さんの蔵書の目録を保存しておけばよいと考え、遺族の了解をえないまま廃棄の判断をしたということです。
ことし2月に、蔵書に関する外部からの問い合わせを受け、廃棄の事実がわかりました。
京都市は、遺族に謝罪するとともに、当時の副館長を減給6か月の懲戒処分にしました。
京都市によりますと、市の謝罪に対して遺族は「残念です」と話していたということです。
京都市の在田正秀教育長は「ご遺族はもとより、寄贈にご尽力いただいた関係者と市民の皆様に心からおわび申し上げます」とコメントしています。