みずほ銀行の佐藤康博頭取の突然の辞任は、ごく一部の幹部を除いて金融庁でも“寝耳に水”だったもようだ。庁内では「(問題が発覚した)昨年でなく、なぜ今、辞めるのか」などと驚きの声があがった。
金融庁では、みずほ銀行の「ワンバンク化」を進めてきた佐藤頭取の経営手腕に対する評価が高い。金融庁は23日の佐藤頭取の辞任表明を「処分とは無関係で、銀行の経営判断」(幹部)と静観する。
ただ、昨年10月の自民党の金融調査会と財務金融部会合同会議では、佐藤頭取への処分に対して批判が相次ぎ、金融庁に対しても「信頼を損なった」などとの非難が集中した。みずほ銀行が問題融資に対する経営責任を明確にしなければ、今月24日に召集される通常国会で、金融庁への批判が再燃する懸念もくすぶっていた。
みずほ銀行は頭取辞任という形で一定の「社会を騒がせたことに対するけじめ」(佐藤頭取)を示した形だ。
今後、政官界の焦点は金融庁の検査体制のあり方に移る。金融業界全体の法令順守体制について、社会からの信頼を回復できるか。今度は金融庁が問われることになる。(小川真由美)
金融庁では、みずほ銀行の「ワンバンク化」を進めてきた佐藤頭取の経営手腕に対する評価が高い。金融庁は23日の佐藤頭取の辞任表明を「処分とは無関係で、銀行の経営判断」(幹部)と静観する。
ただ、昨年10月の自民党の金融調査会と財務金融部会合同会議では、佐藤頭取への処分に対して批判が相次ぎ、金融庁に対しても「信頼を損なった」などとの非難が集中した。みずほ銀行が問題融資に対する経営責任を明確にしなければ、今月24日に召集される通常国会で、金融庁への批判が再燃する懸念もくすぶっていた。
みずほ銀行は頭取辞任という形で一定の「社会を騒がせたことに対するけじめ」(佐藤頭取)を示した形だ。
今後、政官界の焦点は金融庁の検査体制のあり方に移る。金融業界全体の法令順守体制について、社会からの信頼を回復できるか。今度は金融庁が問われることになる。(小川真由美)
・・・ 平成26年1月24日(金)、産経新聞 10時35分配信より
私のコメント : みずほ銀行 各支店の銀行員による 各銀行業務、株価 等の各評価についても、注目していく価値がある。