【ソウル澤田克己】韓国大統領選で韓国メディアは13日付で一斉に世論調査を発表した。与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補がわずかに優勢を維持しているものの、最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補が出馬辞退した安哲秀(アン・チョルス)氏の支援を受けて猛追する展開になっている。19日の投開票を前に13日、不在者投票が始まった。14日まで。19日に投票できないと事前申告した108万人余が対象で、07年の前回に比べて33.9%増えた。今回から実施された船上投票は11日から一足早く始まった。一方、韓国の公選法は投票6日前(13日)以降の世論調査結果の公表を禁じており、今回が最後。SBSテレビでは朴氏が48.9%で42.1%の文氏に6.8ポイントのリードをしているが、文化日報では朴氏42.8%、文氏41.9%とほぼ横一線。他メディアの調査では朴氏が3ポイント前後のリードとの結果が多いが、差は縮まりつつある。安氏は7日から、文氏支援のため街頭に出ている。文氏への投票を訴えるというより、「新しい政治を実現するために必ず投票を」と呼びかける独特のスタイルだが、「徐々に効果が出てきている」(文陣営関係者)という。文陣営は「逆転が見えてきた」と意気込み、朴陣営は「接戦になりそうだ」と警戒心を強めている。一方、大統領選期間中での北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射となったが、選挙戦に大きな影響を与えないという見方が強い。この日の候補者らの遊説でも特に大きく取り上げられなかった。 ・・・毎日新聞 2012年12月13日 19時18分(最終更新 12月13日 19時29分)より
私のコメント : 日本から、今後の半島情勢の推移、見守っていく上においても、今回の韓国大統領選は、大切な選挙となっている。