北朝鮮による「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイル発射予告は、4日の衆院選公示へ向けて与野党の舌戦が熱を帯びるさなかに起きた。森本敏防衛相はすでにミサイルの迎撃態勢を取るため自衛隊に破壊措置準備命令を出しており、政府は7日にも安全保障会議を招集し、森本氏が破壊措置命令を出す方針だ。発射予告について野田佳彦首相は2日、千葉市内の街頭演説で「衆院は解散したが、政治空白は作ることはできない。危機管理は万全を期していく」と強調。民主党の姿勢を「現実的に外交、安全保障政策を進める」とアピールした。同日夜には輿石東幹事長らと衆院選情勢について党本部で意見交換し、選挙期間中も北朝鮮のミサイル発射への対応に万全を期すと確認。発射予告期間に入る10日以降の首相の遊説日程は、北朝鮮の動向を踏まえて調整することにした。
一方、自民党の安倍晋三総裁は2日夜、宮崎市内で記者団に対し、ミサイルが発射された場合「さらに制裁を行っていく」と語り、国際ルールに基づき、圧力を強める考えを表明。同日の大分市内の街頭演説で、野田政権が5、6両日に日朝局長級協議を予定していたことを「政権の命運が尽きかけているのに交渉しようとした」と批判した。同党は3日、安倍氏をトップとする「北朝鮮ミサイル問題緊急対策会議」を開き、外務・防衛両省から北朝鮮や関係国の動向を聴いたうえで、今後の対応を協議する予定だ。
公明党の山口那津男代表も2日、都内で記者団に「国際社会への挑戦的な行動は断固容認できない」と批判した。日朝協議の延期については「ミサイル発射で、進展や実りのある協議ができるか非常に疑問が湧く」として、やむを得ないとの認識を示した。 ・・・ 平成24年12月3日(月)、産経新聞 7時55分配信より
一方、自民党の安倍晋三総裁は2日夜、宮崎市内で記者団に対し、ミサイルが発射された場合「さらに制裁を行っていく」と語り、国際ルールに基づき、圧力を強める考えを表明。同日の大分市内の街頭演説で、野田政権が5、6両日に日朝局長級協議を予定していたことを「政権の命運が尽きかけているのに交渉しようとした」と批判した。同党は3日、安倍氏をトップとする「北朝鮮ミサイル問題緊急対策会議」を開き、外務・防衛両省から北朝鮮や関係国の動向を聴いたうえで、今後の対応を協議する予定だ。
公明党の山口那津男代表も2日、都内で記者団に「国際社会への挑戦的な行動は断固容認できない」と批判した。日朝協議の延期については「ミサイル発射で、進展や実りのある協議ができるか非常に疑問が湧く」として、やむを得ないとの認識を示した。 ・・・ 平成24年12月3日(月)、産経新聞 7時55分配信より
私のコメント : 韓国の大統領選挙との関係もあり、外務省において、北朝鮮情勢の分析、急がれる。