【ソウル西脇真一】北朝鮮の朝鮮宇宙空間技術委員会報道官は1日、人工衛星を10日から22日の間に、北西部の「西海(ソヘ)衛星発射場」=平安北道(ピョンアンプクド)鉄山郡(チョルサングン)東倉里(トンチャンリ)=から打ち上げると朝鮮中央通信を通じて発表した。事実上の長距離弾道ミサイルの発射実験の予告で、政府は1日夜、首相公邸で関係閣僚会議を開き、北京で5日から開催予定だった日朝局長級協議の延期を決め、北朝鮮に通告した。また森本敏防衛相は自衛隊に対し破壊措置準備命令を出した。北朝鮮は4月13日、衛星打ち上げとして東倉里から3段式長距離弾道ミサイルを発射。直後に空中爆発した。報道官は失敗の原因を分析したと述べ「衛星と運搬ロケットの信頼性と精密度を改善するための事業を深化させ、衛星を打ち上げられる準備を終えた」と強調した。北朝鮮は南方に向けて打ち上げるとしていることから、沖縄など南西諸島上空を通過する恐れがある。北朝鮮は11月に入って、発射場で準備を進めていることが米衛星の写真などで明らかになっていた。11月30日の段階では発射台にミサイルは設置されておらず、組み立て施設で最終的な点検をしているとみられる。北朝鮮は宇宙利用の権利を主張しており、11月15日の国連総会でも「わが国の宇宙開発計画に基づいて引き続き実用衛星を打ち上げる」と表明していた。  ・・・ 平成24年12月1日(土)、毎日新聞 19時27分配信より
 
私のコメント : 宇宙法に関する問題でもある。外務省は、なぜ、この時期に、北朝鮮が、「人工衛星」発射を予告するにいたったかの分析も有償で、密約問題に関する外交における有識者や学者から意見聴取されること、首相の判断で、急がれる。