文京区内の17カ所の菓子販売店で10月1日から、森鴎外や夏目漱石ら区ゆかりの文人にちなんだ創作土産菓子が販売される。森鴎外生誕150年を記念し、区が菓子製造・販売店から公募、文人にまつわるエピソードや作品の登場人物などをモチーフに作られた17点が「文(ふみ)の京(みやこ)ゆかりの文人銘菓」に選ばれた。区では「街歩きの魅力アップにつなげたい」としている。選ばれたのは、森鴎外にちなんだお菓子が11点。パティスリー シモン(本駒込1の3の3)の「エリス」は、小説「舞姫」の悲劇のヒロインから名付けた。主人公・豊太郎との情熱的な恋を、ピスタチオとフランボワーズでハート形に表現。TIES(タイズ、湯島4の1の13)の「ケーク・アンジュ」は、鴎外が好んで食べたアンズを練り込んだバターケーキ。代表作品「山椒大夫(さんしょうだゆう)」の登場人物「安寿(あんじゅ)」にかけたネーミングだ。夏目漱石にちなんだお菓子5点のうち、3点は小説「吾輩は猫である」の猫にちなんだもの。メリージェンヌ(向丘1の16の26)の「我が輩はねこパンチである…」は、猫がファイティングポーズをとる菓子パン。おでこには区の木・イチョウをデザインしている。樋口一葉にちなんだお菓子は、御菓子司 千代田(小石川2の25の12)の「一葉の桃」。作品「にごりえ」に登場する桃を甘露煮にして生地で包んだ。文京区では11月1日、千駄木1に区立森鴎外記念館が開館し、文人銘菓のうちの何点かは館内の喫茶コーナーなどで販売される見通し。17点のお菓子を紹介したパンフレットも製作、10月1日から各店舗や区役所などで配布する。問い合わせは区アカデミー推進課観光担当(03・5803・1174)。【平井桂月】 〔都内版〕 ・・・毎日新聞 2012年09月26日 地方版より
私のコメント : 森鴎外生誕150年を記念して、東京都文京区により菓子製造・販売店から公募され、文人にまつわるエピソードや作品の登場人物などをモチーフに作られた17点、「文(ふみ)の京(みやこ)ゆかりの文人銘菓」に選ばれた。森鴎外の文芸愛好家は、ふみのみやこ、森鴎外ゆかりのお菓子も食べ、11月1日に、開館される東京都 文京区 森鴎外記念館とお互い関係している島根県 津和野町 森鴎外記念館に、森鴎外関係 各展示物、森鴎外の旧宅建物も鑑賞しに行きたいものである。