明治・大正期の文豪、森鴎外の生誕からことしが150周年になるのを祝おうと、出身地の島根県津和野町で25日、鴎外の親族や町民ら約200人が参加し、記念式典が開かれた。式典に先立ち、森鴎外記念館に作品名と同じ「舞姫」という種名の桜を下森博之町長らが植樹。式典では、森家を代表して鴎外のひ孫の夫にあたる森憲二さん(69)=東京都板橋区=に感謝状が贈呈された。鴎外に関する著書があるドイツ・ベルリン在住のフリーライター六草いちかさんが講演し、古い写真や地図を使って鴎外が留学していた時代のベルリンの様子を紹介。「ドイツ留学は鴎外の子どものころからの夢で、『舞姫』でのベルリンの描写は鴎外の感動そのものだった」と話した。鴎外は1862年に生まれ、10歳で上京するまでを津和野で過ごした。陸軍の軍医としてドイツに留学したほか、小倉(北九州市)に赴任した経験がある。  ・・・ 2012.3.25 16:05   平成24年3月25日 産経新聞 配信より
 
 
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独で鴎外生誕150年式典 生地・島根の高校生参加
 
明治・大正時代を代表する文豪、森鴎外(1862~1922年)の生誕150年に当たる17日、ベルリンのフンボルト大で、生地の島根県津和野町の高校生5人も出席して業績を記念する式典が開かれた。ベルリンは、鴎外の留学経験を基に日本人男性の留学生とドイツ人女性の悲恋を描いた代表作「舞姫」の舞台となった。式典には約200人が出席し、ドイツ人研究者らによる講演のほか、「舞姫」の朗読も行われた。式典に出席した県立津和野高2年の山根駿介さん(17)は「ベルリンに鴎外もいたと思うと不思議な気持ち。ドイツでも評価されていることを知りびっくりした」と話した。鴎外は東大医学部を出て陸軍軍医となり、1884~88年にドイツに留学。帰国後、本格的な文芸活動を開始した。 (共同) ・・・ 2012.2.18 13:49  平成24年2月18日 産経新聞 配信より
 
 
私のコメント : 島根県津和野町において、森鴎外生誕150周年にふさわしい、各行事も、今年度は、予定されている。また、森鴎外先生が、生前と没後においても影響を与えておられた、縁ある全国の各大学関係者、医療関係者にも、島根県津和野町における各行事への協力について期待している。