松江城天守の創建時に奉納されたとみられる祈祷(きとう)札2枚の一般公開が7日、松江市殿町の松江歴史館で始まった。祈祷札の行方は長い間、分からず、市が懸賞金をかけて探していた。先月21日に市職員が天守近くの松江神社で見つけ、初めて公開された。7月1日まで。展示では、縦71センチ、横14・5センチと、縦81センチ、横13・5センチの祈祷札2枚と、墨書された文字を説明するパネルが並ぶ。それぞれに「慶長十六正月吉祥日」と記され、慶長16年(1611年)とされる築城年の特定につながる重要な史料になるという。市は松江城の国宝化を目指している。この日、東京都から旅行で訪れた輸入業、加藤徹さん(42)は、ガラス越しにじっくり見入っていた。「かすれた文字から400年という古さを感じる」と語り、取引相手の外国人にも紹介するという。同館学芸員の西島太郎さんは「創建当時から残っているものは珍しい。ぜひ実物を見てほしい」と話していた。 【宮川佐知子】  6月8日朝刊 ・・・ 平成24年6月8日(金)、毎日新聞 15時12分配信より
 
私のコメント : 松江市殿町 松江歴史館「松江城の天守 祈祷札2枚 一般公開」、皆様方に、ご参観をおすすめします。