三重県伊勢市の伊勢神宮内宮で4日、来年秋の第62回式年遷宮に向け、新たな正殿の御柱(みはしら)を立てる「立柱(りっちゅう)祭」が行われた。鷹司尚武大宮司をはじめ、純白の斎服姿の神職約40人、神宮式年造営庁の技術総監や職員、小工(こだくみ)(宮大工)ら約25人が参加。神饌(しんせん)(食べ物)が供えられ、祝詞が奏上された。その後、青い素襖烏帽子(すおうえぼし)姿の小工が、現在の正殿西隣の新御敷地(しんみしきち)に立てられた10本の御柱を木づちで3度ずつ打ち固めた。6日には外宮でも、同様の立柱祭が行われる。式年遷宮は20年に1度、社殿などを全て建て替え、神宝・装束を新調し、ご神体を遷(うつ)す神事。立柱祭が終わると、正殿などの造営が本格化する。・・・ 最終更新: 平成24年3月4日(日)、13時22分 読売新聞 配信より