年末年始の外国為替市場は、ユーロが対円で一時1ユーロ=98円台と11年ぶりの安値を付けるなど、ユーロ安に歯止めがかからない状況が続いている。背景には「欧州債務危機への各国の対応が不十分で、危機がさらに拡大する」との懸念がある。ユーロはドルやポンドに対しても売られる”独歩安”の様相を呈しており、市場では「月内に1ユーロ=90円台前半に突入する」との観測も出ている。昨年7月に1ユーロ=110円台だったユーロ相場は、欧州危機の拡大とともに大幅に下落。12月30日には約10年半ぶりに1ユーロ=100円の大台を割り込み、1月5日に98円46銭を記録した。00年10月の最安値(88円)に近づきつつある。ユーロ売りが加速するのは、イタリア、スペインなど財政悪化国を支援する安全網の整備が進まず、市場の不安心理が高まっているためだ。欧州各国は12月、域内の財政規律を強化することで合意。その後、国際通貨基金(IMF)に1500億ユーロを拠出して財政悪化国への支援能力を高めることでも合意した。しかし、市場では「安全網には1兆~2兆ユーロ規模が必要」と大胆な政策対応を求める声が多く、第一生命経済研究所の田中理主席エコノミストは「欧州の対応は踏み込み不足」と指摘する。イタリアの国債利回りは年明け以降も自力での財政運営が困難な「危険水域」とされる7%前後で推移。2月には国債の大量償還(借金の返済)を迎える一方、米大手格付け会社は近く、ユーロ圏の国債を一斉格下げする構えを見せており、市場は懸念を強めている。みずほコーポレート銀行の唐鎌大輔マーケット・エコノミストは「格下げされれば、財政が比較的健全な国による財政悪化国に対する金融支援の能力も低下し、市場の不安が高まる。月内に1ユーロ=95円割れの可能性が高い」と予想。来週にはイタリア、スペインで今年初の国債の入札があり、十分な資金が集まらなければユーロ売りがさらに加速する恐れもある。当面、神経質な値動きが続きそうだ。【谷川貴史】  ・・・ 平成24年1月6日(金)、毎日新聞 21時30分配信より
 
私のコメント : 平成24年1月5日、大和証券株式会社 資産コンサルタント課 新担当者に、面会した際に、私が、平成6年11月2日に、ウツミ屋証券 株式会社 本社 監査室 室長、総務企画課長 代理に面会し、説明した内容については、再度、大和証券株式会社 資産コンサルタント課 新担当者に面談し、私からの説明書面についてを確認してもらった。