仲井真弘多知事は14日午前の定例記者会見で、来週にも一川保夫防衛相、玄葉光一郎外相らが相次いで来県し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に理解を求めることについて「私のところへお見えになっても、県外の公約を変えるわけにいかない。その方が現実的だ」と述べ、普天間飛行場の県外移設要求を堅持する考えを示した。辺野古沿岸部の埋め立てに必要な環境影響評価(アセスメント)の評価書の県への提出については「政府の考えがよく分からない。政府から何人もお見えになるが、具体的に何をどうするのか、きちんとした話を一度も聞いたことがない」と述べ、政府の意向が不透明との認識を示した。前防衛相の北沢俊美民主党副代表がアセス手続きを淡々と進める必要があるとしたことについては「党としての意見なのか、政府ということで言っているのかはっきりしない」と指摘。北沢氏から鳩山政権時の県内回帰を党として謝罪したいと伝えられたことには「マニフェストとして選挙していながら、全く違うことを決めた。責任ある説明が必要。遅い感がないわけではない」と述べた。泡瀬沖合埋め立て事業が14日に再開されたことには「沖縄市から発案され、大部分の人が必要と言っている。干潟は今考えられる技術はかなり投入され保全されている。早く工事を進めて完成させ活用すべきだ」と、工事再開を歓迎する意向を示した。 ・・・ 平成23年10月15日(土) 琉球新報 配信より
私のコメント : 沖縄問題、今後の展開、外務省の対応を注目していきたい。