「ポスト菅」の最有力候補がいきなり窮地に陥った。4日の参院予算委員会で前原誠司外相は在日外国人からの献金をあっさり認めた。単に政治資金規正法上の問題にとどまらない。前原氏はかねて北朝鮮との不透明な関係を指摘されており、日本の外交・安全保障の根幹を揺るがしかねないほど事態は深刻だといえる。(阿比留瑠比、船津寛)
「写真を撮られたご記憶ありますよね?」西田昌司氏(自民)は唐突に切り出した。「民主党の予算委理事から拒否されたので見せられないんですけど」と言いながら前原氏がある人物と一緒に大臣室で撮影したという写真の存在を確かめた。「ございます…」前原氏は短く答弁したが、動揺は隠せない。西田氏「どういう知り合いの方なんですか?」前原氏「私が中学生の時に引っ越した団地のそばで焼き肉店を経営されている方だと思います。私が政治の世界に出るようになってからは一生懸命に応援をしていただいております」西田氏「ちなみにその方は日本国籍をお持ちなんでしょうか?」 前原氏「在日の方であります…」 委員会室がざわめいた。 西田氏に「罪が確定すれば公民権停止だ。閣僚どころか国会議員の資格がない。分かっているんですか」と詰め寄られ、事態の深刻さに気付いたのか。前原氏は予算委終了後、官邸に直行し、菅直人首相に頭を下げた。首相は政権の柱がまた一つ崩れつつあることにまだ気付いておらず「ちゃんと調べるように」と指示しただけだった。前原氏はかねて北朝鮮と親密な関係を指摘されてきた。
「写真を撮られたご記憶ありますよね?」西田昌司氏(自民)は唐突に切り出した。「民主党の予算委理事から拒否されたので見せられないんですけど」と言いながら前原氏がある人物と一緒に大臣室で撮影したという写真の存在を確かめた。「ございます…」前原氏は短く答弁したが、動揺は隠せない。西田氏「どういう知り合いの方なんですか?」前原氏「私が中学生の時に引っ越した団地のそばで焼き肉店を経営されている方だと思います。私が政治の世界に出るようになってからは一生懸命に応援をしていただいております」西田氏「ちなみにその方は日本国籍をお持ちなんでしょうか?」 前原氏「在日の方であります…」 委員会室がざわめいた。 西田氏に「罪が確定すれば公民権停止だ。閣僚どころか国会議員の資格がない。分かっているんですか」と詰め寄られ、事態の深刻さに気付いたのか。前原氏は予算委終了後、官邸に直行し、菅直人首相に頭を下げた。首相は政権の柱がまた一つ崩れつつあることにまだ気付いておらず「ちゃんと調べるように」と指示しただけだった。前原氏はかねて北朝鮮と親密な関係を指摘されてきた。
2度も訪朝しており、北朝鮮に工場を持つ地元・京都の織物会社の誘いで平成11年6月に2度目の訪朝をした際は国会中にもかかわらず約1週間も滞在。「よど号」ハイジャック犯4人とも会談した。
前原氏は「ホテルの玄関で偶然会った」と釈明するが、不自然さは否めない。この際、通訳として同行した女性と特に親密だったとされ、2人の親密な写真は北朝鮮から流出、公安当局も入手したという。「女性とまるで恋人のようにしている写真だった」。複数の政府高官はこう証言する。15年3月に労働関係誌に掲載された講演録では、前原氏は「私の国会での質問のネタは基本的に在日の方からいただいている」と明かしている。 安倍晋三政権では北朝鮮への経済制裁を強く批判し、重油支援実施を求めた。拉致問題よりも国交正常化を優先させるよう力説し、拉致被害者に冷淡だった。献金問題を聞き、拉致被害者家族は漏らした。「やっぱりそうだったのか。きちんと追及し、はっきりさせないといけない」 前原氏は4日夕の記者会見で「事務所ではなくすべて私の責任だ。申し訳ない。全体をよく調べた上でどのように判断するか決めたい」と語ったが、自らの進退には言葉を濁した。民主党には「また支持率が下がる」(中堅)などと動揺が広がった。岡田克也幹事長と安住淳国対委員長らは4日夜、都内で対応を協議した。ただ、前原氏への同情の声は少ない。ある中堅は「前原氏なんて誰も体を張って守らない。何しろ脇が甘い。もう『ポスト菅』は消えたな」。ある党幹部も突き放した。「故意ならば議員辞職だ。外相は辞めざるを得ないだろう…」 ・・・平成23年3月5日(土)、産経新聞 配信より
私のコメント : この件について、北朝鮮は、外交政策上、在日における物的、人的被害についてを回避すべく行動 起こす可能性が、高いと予想される。今回は、韓国当局から在日関係者についての思惑も絡んでおり、日本国内において、朝鮮半島 南北間における駆け引きが、高度な政治判断のもと、国内おいても代弁されるであろうと予想される。
私のコメント : この件について、北朝鮮は、外交政策上、在日における物的、人的被害についてを回避すべく行動 起こす可能性が、高いと予想される。今回は、韓国当局から在日関係者についての思惑も絡んでおり、日本国内において、朝鮮半島 南北間における駆け引きが、高度な政治判断のもと、国内おいても代弁されるであろうと予想される。
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(過去における この関連の記事)
前原外相「よど号犯と一緒に写真撮った」
前原誠司外相は21日午前の衆院予算委員会で、野党時代の平成11年に北朝鮮を訪問した際、日航機「よど号」乗っ取り事件の犯人と一緒に写真を撮影していたことを明らかにした。自民党の稲田朋美氏の質問に答えた。前原氏によると、11年6月、北朝鮮で工場を展開していた地元・京都市の織物会社経営者の誘いで「国情視察のため」に訪朝し、平壌市内の高麗ホテルで、昭和45年に「よど号」を乗っ取って北朝鮮に滞在する実行犯4人と「玄関でばったり会った」と説明。その際、一緒に写真を撮り、帰国後に「公安調査庁に提出した」と答弁した。実行犯であることは一緒にいた北朝鮮側の通訳らに教えてもらったとして「まったくの偶然だった」と強調した。面会したのは若林盛亮容疑者ら4人とみられるが、前原氏は実行犯について「公安調査庁に話したのは事実だが、名前は忘れた」という。前原氏は訪朝について「堂々と国会議員として入った」と説明。ただ、稲田氏が「北朝鮮で織物会社の顧問の肩書の名刺を配ったのではないか」と指摘すると、前原氏は「調べて答える」と述べるにとどまった。・・・平成23年2月21日(月)産経新聞 配信より