茶道表千家の新年最初の茶会「初釜」が10日、京都市上京区の不審菴(ふしんあん)で始まった。第一席では、裏千家や武者小路千家の両家元ら招待客25人が、千宗左家元のお点前で濃茶(こいちゃ)を味わった。茶室残月亭(ざんげつてい)と九畳敷は、床の間に結柳(むすびやなぎ)が生けられ、新春らしいしつらえ。ウサギ模様の水指(みずさし)や釜など卯年(うどし)にちなんだ茶道具を選んだ。招待客は一碗(いちわん)の濃茶を順番に回し、「体の芯まであったまる」と堪能していた。不審菴には14日までに約1500人が訪れる。【熊谷豪】 ・・・・毎日新聞 2011年1月11日 地方版 配信 より