日本交流協会 台北事務所 斎藤正樹代表は 5月1日 午前、嘉義県の中正大学で講演し、先に馬英九総統が「1952年の中日条約(日華平和条約)により日本が台湾の主権を中華民国に返還した」と述べたことに対して、「サンフランシスコ条約と日華条約に基づき日本は台湾の主権を放棄したのみで、台湾の地位は未定であり、これは日本政府の立場である。」とした。のちに、「これは、純然たる個人の見解であり、日本政府代表としての発言ではない」と弁明した。

日本政府 見解は「日本はサンフランシスコ条約で台湾の主権を放棄したが どこの国に対して放棄したか明記しておらず、台湾がどこに帰属するか発言する立場にない」に留まっている。(町村信孝外相、平成17年5月13日 国会答弁)