【車内紹介】近鉄特急伊勢志摩ライナー 車内サービス紹介  | 旅行趣味者の紀行ぶろぐ

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  特急 伊勢志摩ライナーで伊勢志摩の旅

伊勢中川にて 賢島行き 特急 伊勢志摩ライナー

 

近鉄特急 伊勢志摩ライナーは志摩スペイン村の開業に合わせて、大阪・京都(1996年から)・名古屋から伊勢志摩方面へのリゾート特急として1994年春にデビューしました。

観光特急しまかぜ登場以前は、伊勢志摩方面へのフラッグシップとして活躍し、現在も阪伊甲特急(停車駅の少ない速達特急)としての運用があるなど、活躍を続けています。

外観は概ねアーバンライナーの形を受け継ぎ、車内は観光利用に適した内装が施されました。

 

2013年の伊勢神宮式年遷宮に合わせて、2012年からリニューアルが行われました。

現在では阪奈特急や京奈特急としても運用されています。

 

  伊勢志摩ライナーの外観

大阪上本町にて 黄色の伊勢志摩ライナー

 

外観は概ねアーバンライナーを踏襲しています。

伊勢志摩の日差しをイメージした黄色の車両と、2012年のリニューアルによって登場した、伊勢志摩の太陽をイメージした赤色の車両があります。

 

東花園にて 赤色の伊勢志摩ライナー

 

6両編成で運転され、

大阪・京都発着→6号車がデラックス車両、5号車がサロンカー、

名古屋発着→1号車がデラックス車両、2号車がサロンカーとなっています。

それ以外の号車がレギュラー車両です。

 

プラグドア

 

ドアは引き戸ではなく、プラグドアとなっています。

 

  伊勢志摩ライナーの車内

デラックス車両

デラックス車両の車内

 

デラックス車両の車内です。

ベージュの織物のシートに深緑のカーペット、木目調の壁などが大人の上質な空間をつくり出しています。直接照明と間接照明が織りなし、落ち着いた空間を演出しています。

座席は2+1列の配置で、ゆったりした心地になれます。

また、伊勢志摩ライナーでは全車でWi-Fiの利用ができます。

 

デラックスシート

 

デラックスシートはベージュに白の格子模様の織物のシートが張られています。

座席の前後間隔は1050mmで、新幹線の普通車と大体同じくらいです。

レギュラーシートもデラックスシートも座席の前後間隔の大きさは変わらないのですが、デラックスシートには座席を区切るセンターアームレスト(ひじ掛け)があり、座席の横幅も広いのでゆったり座れます。コンセントも一人一つあります。

また、アームレスト内側のボタンを押すことで手動リクライニングができます。

インアームテーブルは飲み物や軽食を置く分には問題ない大きさですが、大きな駅弁やノートパソコンを置くには小さいと思います。

その他、フッドレストが設置されています。

 

真珠の装飾品

 

デラックス車両には伊勢志摩産の真珠を用いた装飾品が飾られています。

 

レギュラー車両

レギュラー車両の車内

 

レギュラー車両の車内です。

「伊勢志摩の海のさざなみ」をイメージした青の座席が映える車内です。

座席は2+2列の配置となっています。

 

レギュラーシート

 

レギュラーシートはデラックスシートと形状はほとんど同じです。インアームテーブルはデラックスシートよりもこちらのレギュラーシートの方が大きいです。

また、レギュラーシートにはコンセントが2席に1つしかないので要注意です。

 

サロンカー

サロンカーの車内

 

伊勢志摩ライナーにはグループ旅行客向けにサロンカーがあります。

2人で予約する場合にツインシート、3~4人で予約する場合にサロンシートが利用できます。

座席が向かい合う形で、半個室のようになっています。

普通の客席では遠慮しがちな楽しい会話も、サロンカーではしやすいと思います。

また、窓がかなり大きいので眺望も抜群です。

2人以上で伊勢志摩ライナーを利用する際はサロンカーが断然おすすめです。

 

2人用のツインシート

 

向かい合う座席の間には天然木のテーブルがあります。窓下に電動カーテンのスイッチとコンセントが設置されています。

 

3~4人用のサロンシート

 

荷物収納スペース

 

天井に荷棚などがないため(その分、窓が大きい)、荷物はボックス間の荷物収納スペースに置くことになります。

 

化粧室・その他

デッキ

 

前後先頭車のパノラマデッキからは、迫力ある前面展望、もしくは後面展望を見ることができます。ひのとりやしまかぜのような、座席からの前面展望はできませんが、デッキには簡易の腰掛けがあります。

 

Sea Side Cafe(シーサイドカフェ)

 

こちらは有人車内販売の基地である、Sea Side Cafe(シーサイドカフェ)です。

雰囲気は結構いい感じですが、残念ながら現在、営業はされていません。今は飲料などが自販機で販売されています。

 

化粧室

 

トイレは、男女兼用1室と男子小用1室がセットで、

大阪・京都発着→3,5号車、名古屋発着→2,4号車にあります。

多目的トイレは、大阪・京都発着→2号車、名古屋発着→5号車にあります。

トイレの近くには化粧室があります。木目調の雰囲気がとても良いです。

 

  伊勢志摩ライナーの料金・予約

 

❖料金(2023.8現在)

・大阪難波-賢島 

デラックス車両:運賃2770円・特急料金1640円・デラックス料金420円 計4830円

レギュラー車両:運賃2770円・特急料金1640円 計4410円

 

・京都-賢島 

デラックス車両:運賃3060円・特急料金1930円・デラックス料金520円 計5510円

レギュラー車両:運賃3060円・特急料金1930円 計4990円

 

・近鉄名古屋-賢島 

デラックス車両:運賃2370円・特急料金1640円・デラックス料金420円 計4430円

レギュラー車両:運賃2370円・特急料金1640円 計4010円

 

❖予約・購入

インターネット(チケットレスサービスまたは特急券の仮予約)、駅窓口

その他旅行代理店

 

  車窓写真・まとめ

大阪難波にて

鶴橋発車後、複々線の区間へ

デラックス車両の車内のようす

初瀬川(大和川上流)沿い

榛原にて

新青山トンネルへ

伊勢平野を駆ける

伊勢中川にて

 

料金の高いしまかぜよりリーズナブルに移動できる、伊勢志摩ライナー。

しまかぜの快適さは群を抜くものですが、伊勢志摩ライナーも決して劣ってはいません。

特にグループ向けのサロンカーの大窓は必見です。

近鉄特急で伊勢志摩へ向かうときは、片道伊勢志摩ライナー・片道しまかぜにしてみるのもいいかもしれません。ぜひ、乗ってみてください!

 

おわり

 

その他、近鉄↓