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花輪線の大更駅の木造駅舎が6日に営業を終えていたようです。

大更駅舎が最後の営業 JR花輪線、18年に新しく(岩手日報)

再掲になりますが私が自動車運転免許を作りに運転免許試験場に行くときに大更駅を使った際の写真を。

まず駅舎ですね。

この平屋の木造駅舎が大更駅らしくて好きでした。

私がまだ幼稚園の頃でしょうか、姉がこの辺の英語教室に行っていたときにこの駅舎の前で父と時間を潰していました。
待合室からびゅうの旅行商品のチラシを車に持ってきて見て暇潰ししていたのですが、ある日駅員に遊び道具にしているとでも思われたのか「コラァァァァ!何持ってってんだ!!」と怒鳴られた記憶があります。
私は紙飛行機を作ったりするでもなく、子供ながらに至って真面目にチラシを見ていただけなのですが。
これ以来「自分はやっていいことだと思ってやっているけど本当にやっていいことなのだろうか」と常に思うようになり、持ち帰り自由のチラシが置いてあったりしても怒られるんじゃないかと思って周りを見渡してから取る癖がついてます。
明らかに挙動不審です。
私の今の生活に大きな影響を与えていると思われる印象的な場所です。
当時の駅員さん本当にありがとうございます(怒)

次に構内踏切。

この辺だと花輪線・山田線くらいでしか見ないですね。
橋上駅舎に建て替えなのでこれも見られなくなります。
一番近くの構内踏切はどこになるんだろう…松尾八幡平?上米内?

そして私が駅員に怒鳴られた待合室。

好摩駅も地上駅舎時代はこういう感じの部屋構成でしたね。
国鉄の標準的な間取りなのでしょうか。

私が少し心配しているのは地味なここ。

松尾鉱業鉄道のホーム跡だそう。
私はもちろん現役時代を知らないので、大更駅構内に架線が張り巡らされて、硫黄を積んだ貨車が大量に走っていた往時を見たことは無いですがやはりロマンがあります。
ここは橋上駅舎化でどうなるんでしょうか。
過去の遺構が無くなるのは寂しいので、「松尾鉱業鉄道大更駅跡地」っていう看板を立てて保存してほしいです。
「かつて東洋一の硫黄生産量を誇った松尾鉱山から産出された硫黄を運んでいた…」と説明書きがあったらもう最高ですね。
JR東日本さん、八幡平市さんお願いします。

木造駅舎も趣があっていいのですが、利便性が高まるなら橋上駅舎化もしょうがないのでしょうか。
恐らく「昔は階段の登り降り無しで改札抜けたらすぐ列車乗れたのに」という意見は出るでしょうね。
好摩が橋上駅舎化したときに私は思いました。
まあ花輪線の利用者が増えてくれるならそれでいいです。
ありえないかもしれないけど、大更駅の利用者が増えて花輪線の大更折り返し列車新設という事態になれば、IGR線内の利便性向上に直結するので大歓迎です。

どういう形にせよ花輪線が公共交通としての役割を果たし続けてくれるのを願うばかりです。
今現在でも朝夕は立ちも出るくらい混むのでまだまだ大丈夫だと思いますけどね。
実は駅舎完成と共に簡易Suica改札機を設置、そのままSuica盛岡エリア誕生が最大の希望。