機械を使うと言えど人の手は消えない | only ALDEN supply [ Trad Style Market]
現代において既製靴はあらゆる機械を使います。

アッパーのカッティングから漉きからミシンから
何やらかんやら・・・・。

この機械があるおかげで多くの人の手に渡る事ができる。


そしてこの機械を扱うというのは、それはそれで技術を
必要とします。

ベルトコンベアーに乗せて
ブァーっと機械が勝手にやってくれるわけでは
ありませんから。


そう見ると機械製での既製靴とはいえど
その向こう側には人がいる。


そしてその機械を使う既製靴の中であっても
どうしても人の手のみでする行程というのも
出てきます。


綿密で繊細な手作業というのが、どうしても
必要になるところ。


オールデンにおいては

ペニーローファー やタンカーブーツなどの

モカ縫いなどになります。



オールデンでこのモカ縫いができるのは
現在たったの2人!


コードバンは繊維が綿密で、
銀面ではなく皮下組織に接する面が表側にくる
(皮の裏部分が表に使われる)
ことから、硬くて針が入りづらくて大変なようです。


でもハリはあまり太くもできないですから
華奢な針でコツコツ縫うしかありません。


これらの作業は1日に10足できればいい。
そのくらい大変なものなんですね。



超絶なテクニックとともに忍耐力を必要とする
この2人は拍手を送らなきゃです。


オールデンは多少荒い所があるのですが
それでも真摯な姿勢で製靴に望んでいる事は
こういう話からもわかるかと思います。




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