みなさまごきげんよう。
着物屋「侘びすけ」の店主、ひかるです。
若狭の旅の途中、へしこ蔵に案内していただきました。
当初、唯一の旅の目的であったへしこを買うこと。
お土産屋さんで買うものと思っていましたがまさかの製造現場へ!
そこは湖のほとりで漁師小屋だったそうです。
民宿を経営する女将さんたちが、お客様の減少から、
何かしようと始まったのが、
各家庭で伝統的に作られてきたへしこ作りでした。
コロナ禍と少しだぶりました。
経営難はいつの時代にもやってきます。
それまでのライフスタイルが変わり、
必要だったものが見向きもされなくなるってよくあること。
義理と人情が大事にされた世の中が、
安いもの手軽なものへと移行してしまうのも世の常ですね。
古い文化を守ろうとする私にも、心に響くものがありました。
湖から吹いてくる風にさらし、
空調などない部屋で、発酵の具合に気を配りながら、
おおよそ1年間、樽の中のサバの面倒を見てやっとへしこが出来上がります。
女将さんの加藤さん。
へしこをつけ始めてから17年。
60歳から始めたとおっしゃっていたような・・・
この重たい石で鯖に均等に圧がかかるようにするそうです。
田舎の家にある漬物石ですね。
これを何枚も重ねるのは、体力がいりますね。
ぎっくり腰にならないように気を付けてほしいです。
女将さんのへしこ以外は工場で品質管理をして作っているそうです。
ということは、
きっと女将の会のへしこは日本一!!
唯一無二のへしこです。
女将さんが年間7000本つけるといっていました。
でもいつまでもできるとは限りません。
継承されるかどうかも分かりません。
一期一会です。
今日の出会いに感謝しましょう。
以前に食べたへしこは、
ランクがついた神戸牛の焼き肉のコースの最後のお茶漬けで食べたもの。
忘れもしない豊岡の焼き肉屋さんでした。
(植田さんに連れて行ってもらった)
辛いけれどうまみがあって、なんと美味しいものなんだと思ったことを記憶しています。
割と厚めの大根に乗せたへしこを試食させてくださいました。
濃厚な味と大根のさっぱり感があう!!
誰か日本酒持ってきて~
飲めない私でもそう思いました!!
超濃厚なチーズ?からすみ?アンチョビ?
何に例えたらいいのかな?
容易に、これがペペロンチーノだったら、おいしいだろうと想像できます。
女将さん、私が着物で行ってたから、そばに来てくれて
「私、着物が好きだから、あなたの着物が気になってしょーがなかったの」~って。
ラインの交換をしてお友達になりました!!
これはオマケ!
どうしてもパスタが食べたくて、帰ってから作りましたよ!
クリーム系にも合います!!
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