皆さまごきげんよう!

姫路市の小さな着物屋さん「侘びすけ」のひかるです。

色無地っていう着物のジャンル、知ってますか?



色無地(いろむじ)とは、日本の和服の中で柄のない黒以外の無地の和服のことをいいます。


家紋を入れることで訪問着などと同様に礼装として着ることもできます。



家紋がなければ略礼装や普段着として着ることができるので、

TPOを選ばない便利な和服なんですよ。


茶道を習っていると、色無地が推奨されますね。

万事派手を退け、

道具の柄や床に飾る花と喧嘩するのを避ける意味があるようです。




なぜ、今、色無地に注目するかと言いますと、




お店に、たくさんあるから!(笑)



もっと気軽に着たらいい!


色無地はどんな奇抜な帯とでもコーディネートできるから、すごく重宝します。


ネットショップで色無地のキャンペーンしようと計画中!



改めて見直すと、紋をつけたら略礼装になるくらいだから、質がいいですね。全て。


今日の色無地はペパーミントグリーン。
  








流水紋の中に青海波、七宝などの伝統文様が入っています。

着物の話になると、専門用語がいっぱい出てきますね。


ちょっと解説しますと、



流水紋ですが、水が流れる様子をモチーフにしています。




生命の源である一滴の水が大海に注ぐまでの様子を人生に例え、永遠の形とされています。





青海波は、広い海がもたらす恩恵を感じさせる柄で、

無限に広がる波の文様に未来永劫へと続く幸せへの願いと、

人々の平安な暮らしへの願いが込められた縁起の良い柄です。





Wifi の調子がいいぞ!

ではありませんから(笑)



七宝をつないだ文様が「七宝繋ぎ文様」とよばれ、

さらなる繁栄、子孫の繁栄、人の縁・関係性の円満を志向する縁起のよさを示し、

華やかさを感じさせます。





そういえば、ラグビー日本代表のユニフォームにも伝統柄が使われていましたね。

見えますか?

控えめですが、織り込んであるんです。




ニッポンを見直そう!

という素晴らしい試みだと思います!


令和の時代になり、

ますます、古き良き時代に日本のあるべき姿を見出して、戦後に失ってしまった伝統を見直したらいいと思っています。


みんなが日本を愛して守っていきましょう!


着物を通して、日本を見つめる私です🇯🇵