よく外国人に聞かれます。

 

なぜ着物にはこんな袖があるの??

 

 

う~~ん。

何故といわれましても・・・・昔からそうなので・・・

 

 

最近は 優雅に見えるから!!などと答えておりますが。

 

 

外国人はその答えに納得してくださいます(笑)

 

 

お袖の歴史は古く平安時代にさかのぼるのです。

 

振袖のように袖が長くなったのは江戸時代の後期と言われています。

 

婚礼の衣装として始まりましたから、普段の着物より豪華に魅せる為だったのでしょう。

 

※ 着物という言葉は着るものであって、

 

  日本には着物しかなかったから着るもののことを着物と呼びました。

 

  洋服が根付いてからは、区別するために和服という呼び方も致します。

 

これほど長い間日本人は着物で生活をしてきましたから、

 

着物の袖やたもとが諺や比喩にどれだけ登場することか!

 

昔の女性はお袖を有効に使っていたんですね~

 

袖を濡らす・・・・悲しくて泣いてしまうことですね~

 

ハンカチ代わりにほんとにお袖で顔を覆っていますね。

 

汚れる汚れる!!なんて考えるのは現代人だからですよ~
 

 

いとおしいものを抱くときもこんな風にお袖を使います。

 

おくるみの変わりですね!

 

 

 

 


大切なものを人にお渡しするときもお袖を使っていました。

 


恥ずかいい時に「袖」で顔を隠す!
 

何とも愛らしいしぐさですね。

 

 

なんだか袖が無くてはならないものに思えてきました。

 

 

着物を着ても洋服と同じくらい快適に感じるようになったら着物美人ですね。

 

そして美しいしぐさが身に着いたら着物のお袖にも一役買っていただきましょう!!

 

邪魔なんて言わないで!!

 

こんなに素敵なお袖なんです!!