ノッチ
ノッチ
ナンピンを掛けて、ポジションを管理するときに、ただ単に、買い下がる、売り上がるのではなく、「ノッチ」で管理することは重要です。
ノッチとは、「刻み幅」のことです。
「ワンノッチ、30pips」ならば、30pips下げるごとに買う戦略となります(売りはこの逆になります)。
このノッチを「観察」することができるエクセルファイルがダウンロードできます。
http://www.104club.info/notch.xls
ユーザーが変更できる箇所は「赤い文字」です。
ノッチは刻み幅、初期値は50pipsです。ここを変化させますと、下の表の価格が変化します。
ノッチの「先頭」は、140円にしてあります。ここもご自由に変化させてください。
さて、140円からワンノッチ50pipsで買い下がる戦略を立てたとしましょう。
枚数をマーチンゲール方式で、増加させたときに、10回の取引で総ポジション数は、512枚、必要な資金は600万円となります(証拠金7000円/枚)。
注目して頂きたいのは、評価損(緑)です。
ポジションを倍増させていますので、評価損は50pipsに押さえられます。
つまり、10回買い下がる過程、つまり、4円50銭下げる過程の、どこかで、最後に買いとした価格から、50pips戻れば、「チャラ」で最低でも逃げることができるのです。
一度も50pips戻ることなく、4円50銭下落するトレンドがあれば、「破綻する戦略」ですが、仮に「ない」、となれば、絶対に負けない方法でもあります。
ノッチを利用した投資戦略が存在します。異常が起きなければ、負けません。ただ、ひとたび、異常が起きれば、全てを失うことになります。
さて、ここからは、皆様にお任せします。
ご自身の資金力に併せて、ご自身の資金配分を考えてみてください。
ナンピン、建て増しが上手にできるようになると、資産の増え方が違うと言います。
マスターしたいものです。
シグナル後の値動きをイメージする!
シグナル後の値動きをイメージする!
テクニカル分析の「売買シグナル」が出てから、常に一定の値動きが約束されているとしたら・・・誰もが勝てます。
もちろん、相場は、そのような値動きをするときばかりではありません。
シグナルが出てからの値動きは、大きかったり、小さかったりと、「様々」です。
シグナルが出てから、大きく動くときが「当たり」で、小さく動くときが「小当たり」、そして、シグナルが出た所で、値動きが止まってしまうのが「外れ」です。
シグナルが出てからの値動きを、「予想・推測・イメージ」することが重要であって、シグナルそのものは、相場に入るタイミングでしかありません。
大きく動くのか、小さく動くのか、はたまた、ここで終わりなのか・・・
これを「感じる」ことができれば良いのです。
売買する前に、シグナルが出たあとの世界を、イメージしてください。
イメージで結構です。
たとえば、売りシグナルが点灯した!
現在のチャートに、下落した線を、頭の中でつなげてください。
つながりますか?
頭の中でつなげた形状が、不自然ではありませんか?
無理していませんか・・・
どこまでの線をつなげることができますか?
あとからチャートを見れば、チャートはとっても綺麗で、常に正しく見えます。
チャートは、『綺麗さ』を求めている・・・と考えています。
シグナルのあとの値動きを、イメージしてください。
イメージした値動きを、いまのチャートに重ねて、あとから見たときに「あ~~綺麗だ」、ここでの売買は、「素晴らしかった」と振り返ることができるのか・・・
シグナルのあとのイメージを、強く認識してください。
シグナル後の世界を正しくイメージできるようになった方だけが、相場で生き残ることできます!
一緒に努力しましょう!
すべてのシグナルに「チャンス」あり!
すべてのシグナルに「チャンス」あり!
どのようなテクニカル手法を使おうとも、売買シグナルは、安値からの戻り、高値からの剥落にて、点灯します。
たとえば、高値陰線は、高値を付けてから、『陰線』分、下落した所で、「売りシグナル」と認識します。
MACDのDC(デッド・クロス)、も、同じように、高値から落ちてきて、売りシグナルが点灯します。
ストキャスティクス、高値では100%に張り付いています。いくらか落ちて、100%から離れて、そして、売りシグナルが点灯します。
「当たるテクニカル分析」は存在しません。
シグナルの当たり外れは、シグナルが発生する前の「条件」では決まりません。
『当たる条件』があれば、ここまで苦労しません。
シグナルの当たり外れは、シグナルが発生した後の『値動き』なのです。
しかし、シグナルが発生したあとの、値動きは、「誰にも分からない」のです。
統計的に、有利な条件と知っているから、『シグナル』として扱うのですが、シグナルは「絶対」ではありません。
シグナルが発生したあと、多くの人間が、同じ行動を取れば、利益になります。
逆に、誰も従わなければ、利益は期待できません。
売買シグナルとは、安値から少し高くなりました、高値から少し安くなりました、という『現象』にすぎないのです。
『現象の継続』を想定して売買をすれば、それは「順張り」ですし、『現象の否定』を想定して売買すれば、それは「逆張り」となるのです。
どのような売買シグナルを使おうとも、気持ち良く伸びるときと、シグナル後に止まってしまうときがあります。
4番・2番、点灯後、急落!![]()
4番・2番、点灯したものの、伸びず!![]()
上記2例は、まさに、典型例です。
この2つの「差」がどこにあるのか・・・を見極めるために、様々な研究(フィルター作り)をするのですが、最近は、意味のない行為ではないかと考えています。
データとパソコンがあれば、どんな分析も可能ですが、それは、過去データに過ぎないのです。
エントリーした場所が高値、安値となるケースを除けば、全てのシグナルに「チャンス」があります。
最近は、入口分析よりも出口分析に力を入れています。
ポジションを持ったあとの「テクニカル分析」とでも言いましょうか・・・
シグナル発生後、走るときと、そうでないときの「差」は、改めて指摘するまでもなく、「需給」によって決まります。
相場には、4人の動きによって決まると考えています。
4人の行動とは以下の通りです。
1.新規の買い
2.売り方の買い
3.新規の売り
4.買い方の売り
たとえば、相場が勢いよく下落するときは、3と4が入るときです。
新規の売りはもちろんのこと、買い方の売り(利食いと損切り)が、入ったときに、相場はもの凄い勢いで下落します。
市況解説で「ストップロスを巻き込みながら」というくだりを、読むことがあるかと思います。
2と4は、相場が勢い付くための、「絶対必要条件」ではないかと考えています。
私は、よく、「相場に入るときに、自分がどう考えるのか・・・と考えるのではなく、他人がどう考えるのかに思いをはせてください」と言っています。
つまり、『この場所は、2と4、つまり、ポジション整理が起こりえる場所なのか・・・』、こう考えることは重要なことです。
売買シグナル発生は、安値と高値からの「値動き」に過ぎません。
発生からどう動くのかは、シグナル発生後の「需給」が決めます。
そして、需給の中でも、ポジション整理の動きが、「勢いを決定」すると考えてます。
自分が値動きとは、逆のポジションを持っていたら・・・と想定して、相場の流れを観察してください。
買い方や売り方の気持ちを、チャートを見ながら、「推測」するのです。
「どこで損切りとするのか・・・割り込んだらやばい水準はどこか・・・」
同様に、「ポジションを持っていない方は、どこでなら買うのか、売るのか・・・」
こんなことを、他人の気持ちになって考えることは、重要です。
シグナル発生が、「やばい水準」と一致しているとき、相場な乱暴で暴力的な動きとなります。
シグナル発生が、平凡な水準であれば、利益を上げるまでに時間を必要とするかも知れません。
自分より他人です。
他人がどう動くのか・・・
ただ、自分も他人から見れば、他人です!
数字の難しさ!
数字の難しさ!
システム売買を構築する過程で、「数字」を使う場面に、遭遇します。
たとえば、RSIが20%以下で買い、という条件、20という数字を使っています。
上記ルールなら、20.00001%は、「見送り」となります。
20という数字、過去を検証すれば、「最適化(オプティマイゼーション)」によって、「過去、都合の良かった数字」を、算出することができます。
数字を使わずして、自動売買ロジックを構築することができないのか・・・最適化の余地がない自動売買プログラムを作りたい!と、日夜、格闘しています!
さて、以下のロジックをご覧ください。
int start()
{
double vol=0;
int changed_bars=IndicatorCounted();
int limit=Bars-changed_bars;
if (limit>Sedimentation+5)limit=limit-Sedimentation;
for(int i=limit;i>=0;i--)
{
double sa=iATR(NULL,0,Viscosity,i);
double s1=ind_c[i+1];
double s3=ind_c[i+3];
double atr=NormalizeDouble(sa,Digits);
if(lag_supressor)
vol= sa/iATR(NULL,0,Sedimentation,i)+lag_s_K*(s1-s3);
else
vol= sa/iATR(NULL,0,Sedimentation,i);
double anti_thres=iStdDev(NULL,0,Viscosity,0,MODE_LWMA,PRICE_TYPICAL,i);
anti_thres=anti_thres/
iStdDev(NULL,0,Sedimentation,0,MODE_LWMA,PRICE_TYPICAL,i);
double t=Threshold_level;
t=t-anti_thres;
if (vol>t){vol_t[i]=vol;vol_m[i]=vol;
IndicatorShortName("OK");}
else {vol_t[i]=vol;vol_m[i]=EMPTY_VALUE;
IndicatorShortName("NG");}
ind_c[i]=vol;
thresholdBuffer[i]=t;
}
相場が動いていないときのシグナルを自動的に除外できないか・・・を、目的としたものです。
検証は「これから」ですが、これができれば、もちろん「ノーベル賞」ものであることに間違いはありません。
上記条件式、残念ながら「数字」を利用しています。
まだまだ・・・です!
ストレス・トレードとは・・・
ストレス・トレードとは・・・
買った瞬間から上昇、売った瞬間から下落すると、感覚的に「気持ち良い値動き」となります。
逆に、値動きが止まってしまい買い値、売り値を挟んで、もみあいになると、撤退しようか、どうしようかと悩みます。
一番、悩ましいのは、買った(売った)瞬間が高値(安値)になって、想定した損切り価格との間で、もみあう展開です。
また、悩むパターンと言えば、30円(銭)程度の利益が出ているときに、もみあいに入ってしまうパターンです。
我慢すれば大きな利益につながるかも知れない・・・
しかし、我慢したことで、いまの利益が消えてしまうかも知れない・・・
30円(銭)までぐらいの利益での「もみあい」の判断が一番、難しいと考えています。
逆に悩むことがないのが、買った値段が高値、売った値段が安値になり、「あっ」という間に、損切りとなるパターンです。
これは、損切りにはなりますが、迷う時間もなく、逆に心地よささえ感じます。
すべてのトレードにあって、買った瞬間、売った瞬間から、思惑通りの値動きとなり、30円(銭)の利益になれば、心理的には非常に楽になりますが、このようなトレードが毎回できるはずもありません。
私は、エントリー後の値動きを「快感度」として、記録しています。
『快感度』
A エントリーした瞬間から利益になり、急騰・急落
B 我慢した局面があったものの、利益
C 我慢の時間が長く、同値撤退のチャンスもあったが、損失
D 買った値段が高値、売った値段が安値で損失
全トレードが、Aになるようなエントリー・ポイントを探すことが、目標ではありますが、この目標は、「永遠の課題である=無理」ということを受け入れることが重要です。
そして、BとCの見極めが、非常に重要です。
我慢すべきときと、諦めが肝心なときの、見極めが、利益を大きく変えます。
「我慢していたら、利益だったのに・・・」と「あそこで出ておけば、損失は回避できたのに・・・」を、的確に判断できれば、D以外の損失は回避できることになります。
さて、上記の快感度4パターンをいま一度、眺めてみてください。
ポジションを持ってからの「ストレス」で考えますと、A以外は、すべてストレスです。
Bは利益が出ますが、買い値の下、売り値の上を、観察しなければならない時間があります。
A以外は、すべて、ストレス・トレードなのです。ご自身の『ストレス・トレード率』を計算してみてください。
ここから、新たな発見があります。
トレードの最大のストレスは、損切り価格をヒットすることです。
損切り価格の決め方は、それぞれかと思いますが、以下の表をご覧ください。
損切り30円(銭)、利益確定90円(銭)として、10回のトレードを継続した結果です。
勝率 勝ち 負け 損益
10% + 90 -270 -180
20% +180 -240 - 60
30% +270 -210 + 60
40% +360 -180 +180
50% +450 -150 +300
60% +540 -120 +420
70% +630 - 90 +540
勝率30%のシグナルを探し、損切りを守り、何があっても、気持ちだけで途中退場せず90円(銭)の利益確保とすれば、絶対に、「負けることはありません」。
個々のトレードで勝ちたい!と思うがために、損切りを躊躇したり、決めた損切りを守れなかったりします。
また、個々の状況判断は重要ながらも、多くのケースにあっては「恐怖心」から、90円(銭)まで待つことができないのも、現実ではないでしょうか・・・
「自分が降りたポジションに限って逸失になった」と感じることはないでしょうか・・・
上記表のようなトレードを目標にしていても、なかなかできないのが現実です。
勝率30%は、『勝率30%の世界でも勝てる』という現実を経験したことがない投資家にとっては、到底受け入れることができない数字です。
ご自身の最大利益、最大損失、平均利益、平均損失を計算しておくことは重要です。
儲けることができない多くの方は、以下の計算式が成り立ちます。
最大利益<最大損失
平均利益<平均損失
勝率が高くても、この式が成り立つようですと、利益は期待できません。
売買ルール=個々の取引、ではありません。
個々の取引の収益(結果)にこだわると、全体の収益が見えてきません。
エントリーする前に、「買った瞬間に上昇する」、「売った瞬間に下落する」と分かれば、自信を持って入るのですが、もちろん、分かるはずもありません。
少なくも、エントリーする前の「期待」としては、買った瞬間から上昇、売った瞬間から下落、ではありますが、期待通りの展開になるケースは、全取引の20%程度です。
残りの80%は、「ストレス・トレード」となります。
ストレス・トレードとどう付き合うのか・・・
これが収益を大きく変化させます。
ある自動売買システムに以下の計算式を入れて収益を計算させました。
//速攻利食い
if Trend = 0 then begin
if MarketPosition = 1 and PositionProfit >= 0.03 then begin
Exitlong ("Spt") Next Bar At Market;
end;
if MarketPosition = -1 and PositionProfit >= 0.03 then begin
Exitshort ("Spt") Next Bar At Market;
end;
end;
言語の知識がなくとも、簡単な英単語の並びですから、拒絶するのではなく、じっくりと眺めてください。
この命令文は、「トレンドが0」ならば、ポジションを処理しなさい、という命令文です。
もっと具体的に書けば、トレンドが0ならば、3銭以上、利が乗った時点で、手仕舞いと命令しています。
トレンドが0?○◆*!&%・・・・
ここが「肝」になるのですが、エントリーしたあと、トレンドが発生しなかったときには、とにかく、ポジションを閉じよ!と命令しているのです。
このプログラムで、50%台だった勝率が、70%に届こうか・・という水準まで改善します。
トレンドが発生した、しない、の見極めをどう判断するのか・・・
少しだけ、考えてみてください。
葛藤
葛藤
葛藤が生まれる理由は、欲を持った自分の存在、です。
いま、ポンドとユーロを買い持ちです。
いまなら、「利益が出ます」、いま、手仕舞えば「利益を手にする」ことができます。
しかし、この手仕舞いは、「損失を回避したい」という気持ちからの手仕舞いであって、チャートが手仕舞いをせよ・・・と言っているわけではありません。
いま、手仕舞いすれば利益が確保できる・・・でも、手仕舞いとしたあと、上昇したらどうしよう・・・いやいや、手仕舞いとせずに下げたらどうしよう・・・
様々な葛藤が生まれます・・・・
しかし、このような葛藤は、過去のチャートを検証しているときには、まったく、持ち合わせない感情です。
チャートを眺めて、「ここ買い」、「ここ売り」とやっているときには、このような感情は、生まれません。
気付きましたか・・・
このような葛藤は、「無意味」なのです。
なるようにしかなりません。
違いますか?
入ったときに、損切りが決まっているのですから、入れば、あとは、まな板の「鯉」です。
出よ!とチャートに言われたときに、出れば良いのです。
心の葛藤によって生まれたシグナルに従うことはできません。
トレンドラインを引く
トレンドラインを引く
為替の世界で、有名なトレーダーの方と、お話させて頂く機会がありました。
「どうやって儲けているのですか・・・」
と単刀直入に聞けば、たった一言・・・
「トレンドラインを引き、この流れに逆らわないようにポジションを持つ」
と教えて頂きました。
真理だと思います。
トレンドラインをリアルタイムで引くことの「難しさ」はあります。
出来上がったチャートには、どのようにも、「正しい線」が引けますが、動いている相場で、線を引くのは非常に難しいのです。
しかし、終わったときと同じ線が、リアルタイムで引けるようになれば・・・利益は思いのまま・・・です。
流れを知るために、チャートにどんどんと線を入れる・・・
間違った線を引くかも知れませんが、非常に重要なことです。
裁量取引で求められるもの~危険察知能力
裁量取引で求められるもの~危険察知能力
成功している方のお話の『共通項』として、『自分の勝ちパターンを作れ!』というものがあります。
マネー誌や、一般の「袋とじ企画」では、解説者の「勝ちパターンの紹介」となっています。
手元に、こうした「必勝法」の数々の「切り抜き」があります。
こうした必勝法を目にすると、自動売買プログラムを書き、過去を検証するのですが、残念なことに、これらは必勝法ではなく、100%、必負法であることを知らされます。
機械の目で、検証すると負けるのです。
では、まったくデタラメな手法が、必勝法として紹介されているのでしょうか・・・
私は、このようには考えていません。
なんどか書いていますように、結局は、道具を使う人間の裁量・力量が、重要なのです。
「必勝パターン」という道具があります。
しかし、この道具は、相場が動かねば、利益を生むことはありません。
「相場が動く、動かない」という感覚こそが、裁量で求められるもっとも重要な感覚なのです。
相場が動くと感じれば、必勝法を使い、動かないと感じれば休憩する。
これは、自動売買と裁量トレードの大きな違いです。
機械に、「動く、動かない」を判断させるのは、至難の業です。
裁量の世界でも、もちろん、難しい判断であることは間違いありません。
しかし、成功している方の多くは、自然でかつ簡単なルールを、「動く・動かない」という「裁量(感覚)」を加味して、運用しているのです。
そして、この感覚は、危険察知能力とほぼ同じで、訓練すれば、努力すれば、誰もが身につけることができるものであると考えています。
ここぞ!というときにルール通りにポジションを持てて、動かないかも・・・と感じたときには、ポジションを持たない・・・これが裁量取引の極意と考えています。
裁量取引の極意は、「売買手法」ではありません。
売買手法は星の数ほどあります!
http://ameblo.jp/tanaka-yoshihiro/entry-10275075387.html
動くかも知れない・動かないかも知れないという感覚、『危険察知能力』を養わねばならないのです。
動くと考えたときは、大胆にポジションを取り、動かないと感じたときには、相場から遠ざかることができれば、移動平均線のGC、DCだけで、大金持ちになれます!
危険察知能力を養うにはどうすれば良いのか・・・
まずは、動くとき、動かないときの特徴を知らねばなりません・・・
形容詞に弱い機械
素晴らしい「必勝法」が、ネット、マネー誌、情報商材にて、紹介されています。
しかし、自動売買プログラムを書き、過去を検証すれば、100%、失望
します。
間違いなく100%です。
自動売買と裁量取引の違いとは何か・・・
多くの『答え』が用意できますが、最大の違いは、自動売買は「数値化された条件」によって運用され、裁量取引は「数値化できない条件を加味することができる」ことです。
「数値化されたルール」であれば、人間が運用するより、機械が運用したほうが、はるかに良い成績を残します(機械には感情がありませんから、正確に売買をこなします)。
数値化できないルールは、機械は運用できません。
高値を越えたら買い、安値を割り込んだら売り・・・
このような単純なルールであれば、機械に任せたほうが「安全」です。
しかし、高値を、ある程度、越えたら買い・・・といった「感覚」が含まれる、つまり、数値化できない条件は、機械は対応することができません。
このような話をすれば、機械は「形容詞に弱い」のです。
綺麗な上昇トレンドを描いているときは、買いを先行させる、コバンザメ戦略として、あまりにも「有名な必勝法」です。
しかし、機械は「綺麗な上昇トレンド」を、理解してくれません。
綺麗な上昇トレンド・・・以前に、これを「数値化しようと苦労した」ことがあります。
トレンドの角度を求めたのです。
5分毎に、10円上昇するトレンドを「綺麗」と定義したのですが、9.9円のときだって、綺麗にも見えます。数値化した時点で、「最適化」してしまうのです。
「綺麗な」という形容詞を、数値化するのに、どれくらいの時間を費やしたでしょうか・・・
人間が取引するルール
自動売買と裁量取引の『差』を、考察すると、実に、様々なことに気付きました。
自動売買は、機械は感情を挟むことなく、ルールを守ってくれます。
ルールを守ることに掛けては、自動売買は、「完璧」です。
ただ、ここで書いた「ルール」とは、「数値化されたルール」です。
数値化できないルールは、自動売買では運用することができません。
「数値化されたルール」の運用なら、機械に任せるべきです。
人間が「数値化されたルール」を運用することはできません。
人間は感情の動物ですから、どんなときでも、「機械」にはなれません。
数値のわずかな違いを見落とすことだってあれば、感情に負けて、取引を執行できないかも知れません。
人間は、数値化できないルールを運用すべきなのです。
「綺麗な上昇トレンドを描いているときは、買いを優先させる」
このような、機械には到底できないルールを運用すべきなのです。
最初に習う、「必勝法」
最初に習う、「必勝法」
『買う投資家が多ければ、上昇します』
『売る投資家が多ければ、下落します』
この世界に入ったときに、まず、最初に習う、「必勝法」です。
ただ、この「必勝法」、「いつ、買う投資家が多いのか」、「いつ売る投資家が多いのか」を、教えてくれていません。
いつ・・・タイミングを知るために、様々な分析法が考案されてきました。
しかし、個々の分析手法を観察しますと、シグナルの「当たり、外れ」が、「まばら(ランダム)」で、心理的に、運用を継続させるには、厳しいと言わざるを得ません。
たとえば、移動平均のGC、DC・・・、大きな流れが発生すれば、「大儲け」できます。
日足の移動平均を利用すれば、たった、1回のトレードで、「2000円」の利益を取ることも「夢」ではありません。
ただ、この夢を達成するためには2つの条件が必要になります。
1.大きなトレンド発生
2.途中で利食いとしない、ポジションを維持する強い気持ち(忍耐力)
この2つの条件を克服して、2000円の利益をゲットしたとしても、移動平均線のGC、DCだけでは、長期的かつ安定的に、「利益を上げることはできない」と、結果が出ています。そして、今後も、無理と考えます。
この現実に直面しますと、「儲けたい投資家」は、いろいろなことを考え始めるのです。
フィルタリング・・・です。
GCとDCを、「基本のシグナル」に、各種様々な「条件」を加味し、「当たるシグナル」だけを抽出しようとするのです。
しかし、気を付けないと、この作業は「過去の最適化(正当化)」に他なりません。
過去を最適化しても、将来は約束されません。
市場には実にたくさんの手法が存在します。
古今東西、文字通り、星の数ほどの、手法があります。
厳選50種
http://www.104club.info/50tech.pdf
メタ・インディケーター5000種
http://www.104club.info/ind.pdf
これらの「組み合わせ」は、もちろん、「無限」です。
無限の手法の検証には、無限の時間を必要とし、誰もがこのような時間を持ち合わせていません。
さて、我々が最初に習った、必勝法、つまり、基本に戻りましょう!
『買う投資家が多ければ、上昇します』、『売る投資家が多ければ、下落します』、これがすべてです。
ストキャスティクスが30%以下でGCしたときに、買う投資家が増えますか?
10:00までに形成したレンジを突破したら、買う投資家が増えますか?
RSIが70%を超え、上ひげを形成したら、売る投資家が増えますか?
高値陰線を形成し、ストキャスティクスが70%なら、売る投資家が増えますか?
これらは、ある意味で「切っ掛け」に過ぎません。「多少は、増えるかもしれない」という程度と考えています。
そもそも、こうした条件で「動く」投資家の数など、知るよしもありません。
買おうと思う投資家の数、売ろうと思う投資家の数が問題であって、テクニカル分析の「状況・組み合わせ」は、「体勢に影響を与えない」のではないか・・・考えています。
確かに、相場は、後から見れば、「高値陰線」で天井を形成していたり、「安値陽線」で底を形成したりしています。
しかし、『高値でない高値陰線』、『安値でない安値陽線』は、高値となった高値陰線、安値となった安値陽線以上に多いのです。
さらに、「儲ける」という観点から書けば、安値陽線を見たときに、買いとしなければなりませんが、買い板を「クリック」できるのか・・・という問題は別途、発生しますが、きょうのテーマではありません。
さて、投資家は、様々な手法(考え方)を持って、相場に参加しています。
急騰するときのことを考えてみましょう・・・
新規の買いと、売り方の損切りが、集中すると急騰します。
なぜ、集中するのでしょうか・・・
この答えこそが、相場で生き残る術ではないかと思うのです。
ストキャスティクスが30%以下でGCしたから、買いが集中するのではありません。
雇用統計で良い数値が発表されたから、買いが集中するのではありません(見向きもされないときだってあります)。
ここから先は、あまり、うまく語れないのですが、相場の流れを見極める手法を、出来上がったチャートではなく、リアルタイムにお伝えしたいと、考えています。
このテーマで、また、お話することがあるかと思います。
長く、お付き合い頂いたのに、明確なオチがなくて申し訳ありません。
いま、この思いを「形」にしたいと、日々、試行錯誤しています。