たんなるお祭りではすまない | お天気ブログ

お天気ブログ

気象、地震などのリアルタイム解説 、経済予報、

このような国際実験は非常に珍しいと書いてあります。


そのとおり、聞いたことがありません。


非常に珍しいということは、めったにないということです。


めったにないということは、どういうことでしょう?


この結果は、かなり長い間の修正されないだろうということです。


だから、ここでの評価はかなり長期間の国際的な評価になりえるわけであり、


たんなるお祭りではすまない


ということです。


ポイント予報は局所的なくせの把握も、かなり重要になってきます。


日本は大丈夫?




五輪で競う天気予報 北京の空で国際実験 2008.3.10 13:10

 日米中など6カ国の気象研究機関が8月の北京五輪の期間中、北京の天気を予測し、精度を競う国際比較実験を行う。各国機関が同じ領域を対象に天気を予測するのは珍しく、的中率の高い手法を分析し、予測技術の向上につなげるのが狙いだ。夏の北京は35度を超す猛暑や突発的な雷雨に見舞われることが多いといい、五輪出場経験者は「勝つために精度の高い天気データは欠かせない」と指摘する。各国機関の先端技術で弾き出された予測データは、ヨットなどの屋外競技にも生かされることになりそうだ。


実験に参加するのは、日本の気象庁気象研究所(茨城県つくば市)、米国環境予測センターをはじめ、中国、香港、オーストラリア、カナダ、オーストリアの11気象研究機関。

 北京市の気候統計(1980~2001年)によると、五輪期間にあたる8月8日から2週間の平均最高気温は約30度。35度を超す「猛暑日」も珍しくない。突発的な雷雨も4日に1回以上発生。2004年7月には市内で大規模な洪水も起きている。
 実験は、6時間後までと36時間後までの2種類の短期予測で行われる。6時間予測では各機関が専用コンピューターを持ち込んで現地の観測データを使って予測。36時間予測では各機関が自国のスーパーコンピューターで計算した結果を専用回線で北京に送る。日本の気象研究所は36時間予測の部門に参加するという。
 実験結果に優劣はつけないが、各機関の予測は後日、論文に発表され、それぞれの精度が検証される。
 「昨夏、北京で行われた予備実験の結果、日本は『猛暑日』の予測と突発的な雷雨の予測が苦手なことが分かった。ナンバーワンをめざし現在、改善を図っているところ」。実験に参加する気象研究所の斉藤和雄さんは意気込みを語る。
 国際比較実験で得られた各国機関の予測データは、北京の天気予報にも活用される方針だ。中国気象局は、実験に参加する各機関に協力を要請しており、各機関は毎日午前6時半(北京時間)までに、36時間予測のデータを提供。集まった各機関のデータを予報官が分析、当日の天気予報に役立てるという。
 実験の予測データを自国の競技チームに提供する機関もある。香港の香港天文台は、青島で行われるヨット競技で香港チームに風向きや強さの短期予測を提供する予定だ。
 日本オリンピック委員会(JOC)は「国際比較実験が現地で行われることや日本の気象研究所が参加することも知らなかった。データ提供の要請は考えていない」と話すものの、大会期間中は専属の気象予報士を現地に派遣し、競技に生かす方針だ。
 ロサンゼルス五輪女子マラソン代表で、スポーツジャーナリストの増田明美さんは「屋外競技の場合、雨の確率が高ければ、それに対応したシューズを準備するし、風が強いと知っていれば作戦も変える。北京は高温多湿と聞くが、競技当日の気温・湿度が分かれば、事前に対策を立てられる。勝つために精度の高い天気データは欠かせない。JOCと気象研究所はぜひ連携をとって、選手たちをサポートしてほしい」と話している。