データを隠蔽する国の予報は信頼できない | お天気ブログ

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おそらく、現代の予報技術でこれだけの大雪を事前に予報できないはずはありません。


100年来の大雪になるかどうかはわからなくても、数日前にはまとまった降水量があることくらいは

予想できていたでしょう。


状況によって変わりますが、だいたい降水量1mmに対し積雪は1cm程度ですので、

それで、雪の程度も予想できていたはずです。


さあ、予報担当者は開き直りとも思える反論をしていますが、だいたい中国で気象予報が可能なのは

WMOの規約によって世界中で観測されている気象データのおかげです。


先日記事にしたばかりですが、予報、予報といっても、

観測データが存在しなければ、単なるコンピューターシミュレーションです。


だいたいこの国は、予報が信頼できる、できない、以前の問題ですね。


他国のデータは使ってるのに、自分のデータは出さない、


そんな姿勢自体がまず信じられません。


というか、許せません!




<大雪予報>「無能な」気象局に非難集中!「1週間内しか予報できない」」と開き直り?―中国

3月9日16時12分配信 Record China


2008年3月7日、今春中国南部を襲った記録的な豪雪について、「これを予測できなかった気象局は国民に謝罪すべきだ」とネット上で叫ばれている。この件に関し、記者団から質問を受けた気象局鄭国光局長は「なぜ気象局が謝らなければならないのか?」と反問、謝罪する意思のないことを明らかにした。

今年の異常低温と大雪の被害は、作物や家畜に被害を与えただけでなく、寒さによる死亡者も続出、電気や水道などのライフラインにも大きな影響を与えた。また、春節(旧正月)と重なったこともあり、各公共交通機関を利用した帰省客は各地で長期間足止めを余儀なくされた。

中国のネット界では、これらはすべて気象局が正確な天気予報を関係部門に通知しなかったせいだとして気象局の責任を追及。だが、「今の中国の科学技術レベルでは、1週間以内の気象予報しかできない」と鄭局長は説明している。(翻訳・編集/本郷)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080309-00000013-rcdc-cn




2008年3月6日、新華ネットの報道によると、全国政治協商会議委員で国家気象局の宇如聡(ユー・ルーツォン)副局長は5日、今年、中国中南部に深刻な雪害をもたらした4度の豪雪は、実は2、3日前に正確に予報されていたことを明らかにした。

温家宝(ウェン・ジアバオ)首相はこれを高く評価したが、しかし経済運行を司る部門は雪害警報を重視しなかったと宇副局長は指摘。「産業界が気象災害警報に耳を傾けるならば事前に十分な対策が採れるのだから、今回のように南部で交通機関や電力ネットワークがマヒすることもない」と酷評した。このことから気象局の専門家らは、すでに今回の気象災害の実質的な原因について検証を始めているという。

発言は気象予報の技術水準にも及んだ。宇氏が「気象災害は突発的なもので予報は難しい。その点から今回の雪害を予報した中国の予報水準は国際的にも相当高いといえる」と評価すると、政協委員で前気象局局長、中国科学院アカデミー会員の秦大河(チン・ダーホー)氏も「国際レベルに遜色はない」との認識を示した。

秦前局長によると、気象現象は地形、陸地や海洋の状態、人間の社会活動や都市建設など各種要因の影響を受けるため100%の予報は不可能という。中国の地形は起伏に富み、世界最高海抜地点もあれば海と陸が入り込んだ地域もある。この複雑な地形が中国の特殊な気象現象を生み出すといえるが、それでも「1週間の予報的中率は70-80%に達している」と説明した。(翻訳・編集/汪葉月)

http://www.recordchina.co.jp/group/g16467.html


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