イベントリスクがあったとしても、リスク回避の円買いではなく「ドルヘッジ」の流れ | トレードタイム 情報サポート室

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■昨日は、注目されていたOPEC会合が開催され、
約8年ぶりに減産合意しました。

 

この合意を受けてリスク選好が加速し、大幅な
ドル買いにつながっています。

 

また、米経済指標も予想を上回る好調ぶりで、
追加利上げに対するペースを速めるのではないかとの
思惑もあり、プラス材料に作用しています。

 


■これで、直近のイベントリスク第一弾は減産合意の結果、
無事通過しました。

 

残すのはイタリアの国民投票というわけですが、仮に
憲法改正支持派が過半数に満たなかった場合、
ユーロ崩壊リスクから、リスク回避につながる可能性もありますが、
その前に懸念されていたドイツ銀行の株価が再び
下落していることのほうが、金融市場に影響を
与えるのではないかとみています。

 


■これまで、トランプ新大統領誕生で、来年以降の極度な
財政出動によって、景気が刺激することを見込んだ
先取り相場が、今の相場展開となっています。

 

ドルインデックスは2003年以来の高値水準になり、
月間足ベースでは持ち合い離れになっており、
このままいけば2002年の高値に向けて、
ドル独歩高を突き進む可能性がありそうです。

 


つまり、現段階では米国経済が以前のような赤字経済から
悪いインフレを想定するのではなく、経済の好循環を想定した
良いインフレになり始めているようにみえます。

 

これは、ゴールド価格を見ればわかります。

 

あの大統領選以降、ETF残高を含め下向きになり始めています。

上記のイベントリスクが仮にあったとしても、むしろ
リスク回避の円買いではなく、「ドルヘッジ」に
なるのではないかと見ています。

 

その意味では、世界の投資家が今、トランプ王国へ
投資をし始めているのではないかともみています。

 


■最後に、ドル円のポイントです。

 

昨日の上昇で、チャート的には買い優勢は歴然としています。

多少の押しが入ったとしても、次のステップを踏むための
エネルギーとして消化すると見ています。

 

一様、115円という節目はあるものの、超えたときの
上昇圧力のほうがより強くなると見ています。

以下は、抵抗ポイントです。


・100日週移動平均線…114.76円
・大きな節目…115.00円
・8月23日安値…116.16円

 


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