2016年11月に福岡市で開催された ルイ・ヴィトン・アメリカスカップ・ワールドシリーズ 第9戦目

いまさらですが、思い出しながら書いていきます

 

アメリカスカップというヨットレースは、どこかで聞いたことがある程度。

福岡開催日が近くなると、ヨットレースのCMをよく見ました。

色々な番組で 特集をしていたように記憶しています。

歴史は古く 世界でも有名なレース。

全く知りませんでした。

 

写真:2016年11月18日

 

ヨットの形は、普通に見るヨットと違って双胴艇(カタマラン)という形。

水中翼船のように、フォイルがありスピードが乗ると浮き上がって高速で進みます。

Practice dayではその姿を見ることはできませんでした。

近くで 世界一を戦うチームが練習・予選を戦う のはワクワクします。

 

驚いたのは、船の数。

レースのヨットは6チーム各1艘 計6艘、他にスタッフやコーチ(?)が乗っていると思われるボートが1チーム2艘はいるようでした。

それ以外にも、審判なのか レース関係者なのかのようなボート ヘリも飛んでいます。

その遠巻きに、見学しているのか ヨットや船が停泊しています。

岸から見ている人の方が少なく思えるほどです。

 

写真:2016年11月18日

 

アメリカスカップは 1851年 開催地イギリスで 始まったヨットクラブの国際対抗レース。

今は3~4年毎に開催されているようです。

開催までの3から4年の間は 挑戦艇を選ぶための予選会が行われます。

それが、2016年に福岡で開催された予選で、「ルイ・ヴィトン・アメリカスカップ・ワールドシリーズ 第9戦目」です

この予選は、第35回アメリカスカップの予選で、2017年6月英領バミューダ諸島で開催されました

次の第36回は 2021年3月 ニュージーランド オークランドの予定です。

 

アメリカスカップは、第一回 1851年から 135年間アメリカは勝ち続けていました。

勝者有利なレギュレーションだったことも要因の一つです。

1983年 第25回 でアメリカは初めて敗れます。

勝者はオーストラリア。

この第25回を機に アメリカスカップは近代的な国際スポーツへと変わり始めます。

でも慣習はすぐには消えず、レギュレーションが参加チームの話し合いで変わることは普通でした。

アメリカスカップは、防衛艇と挑戦艇の一騎打ち。

防衛艇に挑戦する権利を巡って争いが起きることがあり、1983年にルイ・ヴィトンがチャレンジャーカップのスポンサーにつきます。

防衛艇を決める予選レースです。

以後、挑戦者の数などで形は変わりますが、予選レースが行われるようになります。

その予選会の一つが、福岡の ルイ・ヴィトン アメリカスカップ ワールドシリーズ です。

いまだにレギュレーションやルールがいまいちわかりません。

車のF1のように、毎年レギュレーションが変わり、開催地も毎回決まっていく。

チームは マシン開発に数百億を掛け 巨大な企業のような状態になっているようです。

 

写真:2016年11月18日

 

アメリカスカップ ワールドシリーズの会場に入れるのは明日明後日(2016年11月19日・20日)。

会場ではない岸からも、練習風景は見えました。

アメリカスカップワールドシリーズを開催している感じは全くなし。

周りは普通の秋の海岸です。

おそらく、主催者・スポンサーの関係上 お金を払っていないところは、「アメリカスカップ」を表記できないのだろうと思います。

会場付近外は アメリカスカップのことを知って探さないとわからないくらい、表記は目立ちません。

アメリカスカップを見にきた人以外は、知らないうちに終わった大会です。

 

 

練習風景です