打ち出し方向の許容範囲とは | ラウンドレッスン専門コーチ ASAMIGOLFLESSON 「ゴルフデータ分析のプロ」

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今日は生徒さんに、打ち出し方向の許容範囲について質問があったのでまとめていきますね。


まず打ち出しは、フェイスアングルの影響がクラブの軌道よりも大きいです。

ドライバーの場合
クラブパス0
フェイスアングル1

の場合、ランチダイレクション(打ち出し方向)
0.9になります。

フェイスアングルの影響が85%打ち出しに影響があります。


なので、ザックリですが、

打ち出しが、3だったら、フェイスが3度近く開いたんだと思ってくださいね。


これは、

フェイスに3.4 

ランチダイレクション3.5

と、フェイスより打ち出しが右なのはクラブパスが、3.8度インサイドアウトだからです。

軌道の影響も15%は影響ある分ですね!


フェイスアングル0で打ち出しを一度右に出したい場合、クラブパスが5度インサイドアウトが必要となります。


フェイスだと1度ですむのに、

軌道だと5度変化はさせないと打ち出しは変わらないのです。



今回は、カーブほとんどがなかった時

打ち出しがズレた時、落下地点ではどのくらいターゲットからズレているのかをまとめました。

きちんと統計学で出したものではなく、手元にあるデータから、スピンアクシスが0.5以下のもののデータを参考に抜き取ったものになります。



〈230y〜250y〉

打ち出し1→5y

打ち出し1.7→7y

打ち出し3.5→14y

打ち出し5→19y


〈180-210y〉

打ち出し1→3y

打ち出し2.3→8y

打ち出し3.8→12y

打ち出し7.2→22y


〈155-175y〉

打ち出し2.3→6y

打ち出し5.9→14y

打ち出し9.2→24y


〈130-145y〉

打ち出し2.2→4.6y

打ち出し8.1→17y




〈220y以上の飛距離の方で、

ストレートショットが打ちたい方〉

スピンアクセスが2.5以下を目指す感じになると、ターゲットから10y以内に飛びます。


220y

打ち出しが2.2→サイド落下地点が8yです!


250y

打ち出しが1.7→7y


280y

打ち出しが1.6→6y


300y

打ち出しが1.6→6y


ただ、スピンアクシスを2.5以下の平均にするのはスイングの安定もですが、ドライバーの種類によっては難しいものもあるので、スイングの癖をうまくカバーしてくれるクラブ選びも大事になります。



〈まとめ〉

250yの飛距離で、自分の平均カーブが15y左カーブだった場合。

打ち出しが3.5右に飛んだ時に、カーブしなかった場合約14yでターゲットからズレているので、15yカーブしたら狙ったところに戻ってきます!


打ち出しが5度平均でも、カーブが10yー20yぐらい常にカーブしていれば、落下地点は、10y以内におさまります。


どのくらいの打ち出しが許容範囲かは、

自分の平均カーブによって変わります。


打ち出しが10度右に出て、

左カーブしている場合は、

フェイスの当たる打点がトゥに当たって、開いて、ギア効果でフックの可能性が高いです。

スピンも平均より少なければ、トゥで打ち出しが10度右に出た可能性が高いです!



スピンアクシスとは....

ボールの軸の傾きです。

サイドスピンと同じような意味です。


ボールが何度傾いたら、どのぐらいカーブをするかは、ヘッドスピードによって大きく変わります。


36m/sのヘッドスピードと、56m/sのヘッドスピードでは、同じスピンアクシスでも、カーブが倍違うので、飛ぶ人ほど飛ばない人よりスピンアクシスを小さい数字を目指す必要があります。


カーブを20yぐらい、左右に大きく打ち出してワザと曲げるゴルフももちろんあります、ただその場合コースによってはその技が使えないコースもあるので、使い分けが必要かと思います。