北海道から初めて、関東に行って満員電車を経験したのは、20代の学生時代の頃だ。
情報や映像では、こんな感じというのはわかっていたが、実際に満員電車に遭遇すると、かなりのギュウギュウ感があった。
手も足も、右手に持っていたカバンを動かすことも出来ないほどだ。
確かにギュウギュウ感はある。でも、圧迫感は無かった。
今、改めて関東の満員電車についてを回想してみると、どちらかというと「スマート」な満員電車だった。
それから、しばらくして、40代で関西に行った。
満員電車は経験済だから慣れているはずだったが、関西の満員電車はただでさえ詰まっているのに、それをさらに押し詰めて乗るのが常識になっているらしい。降りるのも困難なほどだ。しかも、その圧迫感が尋常ではない。
肺が圧迫されて、呼吸困難ギリギリで20分間乗っていたこともあった。
関西の満員電車を回想してみると、「生か死か」的な満員電車だった。
背中に女性のシリコン胸を押し付けられた時のあの痛さは半端ないくらい。鉛の胸か?と思うほど痛かったよ。