問題を解く為の2つのポイントを確認しておきましょう。
①材料は工程の始点で投入されている(投入方法)
②月末仕掛品原価は、平均法により算定されている(算定方法)
それでは、まず先に「総合原価計算①解き方」で説明したとおり、換算データ表を作成します。
まず、月初仕掛品は15個、加工進捗度が40%なので、
15個×40%=6個
完成品は始点投入された仕掛品から完成品材料として使われるので、
始点投入側も加工進捗度側も80個を記入します。
月末仕掛品は20個、加工進捗度が50%なので、
20個×50%=10個
さて、ここまでで、「あれ?」と思った方がいるでしょうね。
そうです、当月投入がデータにあるのに何故記入しないのかということですね。
はい、実は換算データ表を作成するときの決まりごととして、
当月投入分は合計と月初仕掛品の差から求めるのです。
まず、完成品と月末仕掛品の合計を出します。
合計が出たら、それをそのまま月初仕掛品と当月投入の合計にコピーします。
合計と月初仕掛品の差から当月投入分が出ましたか?
ここまでは、大丈夫ですか?
換算データの書き方がわからない方は「総合原価計算①」から始めて下さいね。
では、続けますね。
今回は平均法です。
平均法のときは、換算データの合計と月末仕掛品の数量を使います。
図の赤い四角で囲んである数字です。
ここで、「もしかして?」と思った方もいるでしょうね。
そうなんです。実は、換算データを全て記入しなくても、右半分だけ書ければ問題を解く事が出来るんです。
平均法のときの計算方法ですが、原価データは月初仕掛品と当月製造費用の合計から計算します。
ここが先入先出法との違いですね。
先入先出法では、原価データの当月製造費用だけを使って計算しましたね。覚えてますか?
では、計算してみましょう!
直接材料費×(月末仕掛品/合計)
加工費×(加工の月末仕掛品/加工の合計)
直接材料費は、
(36,000+212,500)×(20/100)=248,500×(1/5)=49,700
加工費は、
(19,200+256,200)×(10/90)=275,400×(1/9)=30,600
そうすると、月末仕掛品原価は合計で\80,300になりますね。
あとは、計算から完成品原価は\443,600ですね。
完成品単位原価は\443,600÷完成品80個=\5,545
