まず、生産データを元に換算表を作成するとわかりやすいです。
換算表については、図を参考にして下さい。
換算データは何を計算する為のデータ表なのか。
そういう疑問を持つ方もいると思うので申し上げますが、
「月末仕掛品の評価」を行うためです。
今回の問題を解く為のポイントが2つあります。
それは、
①材料は工程の始点で投入されていること(投入方法)
②月末仕掛品原価は、先入先出法により算定されていること(算定方法)
まずは、この2つが理解できているかどうかが重要になってきます。
では、生産データを見ながら、換算データを記入していきましょう。
月初仕掛品の当月投入は150個です。
換算データの左側には150を記入します。
加工進捗度は50%ですので、150×50%=75、隣には75を記入します。
完成品は、始点投入されたものから終点までが完成品に関わってくるので、
始点投入も加工も両方に500を記入します。
月末仕掛品は100個ですから、100を記入します。
加工進捗度は80%ですので、100×80%=80、隣には80を記入します。
記入が終ったら、完成品と月末仕掛品の合計を出します。
加工前の合計が600、加工後の合計が580ですね。
その合計は月初仕掛品と当月購入(当月投入分)の合計と同じになるはずですから、同じ数量を合計に記入します。
合計と月初仕掛品の差が当月投入分ということになります。
ここまでわかりましたか?
今回の算定方法は先入先出法ですので、この換算データで計算に必要なデータは、
当月投入分と月末仕掛品を使います。
計算の方法ですが、先入先出法の場合は当月製造費用だけで計算します。
直接材料費×(月末仕掛品の加工前数量/当月投入の加工前数量)
加 工 費×(月末仕掛品の加工数量/当月投入の加工数量)
では、直接材料費から計算してみましょう。
(直材)108,000×(100/450)=108,000×(2/9)=24,000
加工費は、
(加工)157,560×(80/505)=157,560×(16/101)=24,960
そうすると、月末仕掛品原価は合計すると、¥48,960になりますね。
完成品原価は、月初仕掛品原価+当月製造費用-月末仕掛品原価から、
¥270,000になりますね。
完成品単位原価は、270,000÷完成品数量500 から¥540 と求められます。
わかりましたか?

