思い返せば…その年の6月、灼熱の陽射しの下で、私達は苦しさやしんどさを感じながらも、ひとつの頂きを目指していた。それは、キナバルの山が持つ勇壮さや強さ。そしてその麓に広がる森林の優しさや豊かさ。

その姿を自らの理想とする像に重ねながら、互いに励まし合いながら練習を続けていたのである。

そして、マラヤ大学のグラウンドでその完成を成し遂げた時、私達は大きな達成感と心の成長を感じることができた。

あの時の感動と“ff”を再び形にしたい…。

その思いで、開校以来25回目の卒業生となる子ども達、そして、彼らの担任3名が一体となって…その粘土細工の製作に邁進していったのである。