Ponktutuusin
いろり煮/おうちで田舎の煮物
no352
2020.5.6
某老シェフのれしぴ
(0242)
遠いふるさとの味
楽しいおうちごはんメモ
遠い昔遠い田舎の舌の記憶
北国雪国の
初夏はまだ
遅い雪解け
おうちで田舎の
いろり煮
南北、東西に長く連なり、北は亜寒帯、南は亜熱帯に接する日本列島。
温暖な海辺や平野部と、寒冷な北国と山間部、太平洋側と日本海側、
ゴールデンウイークの日本は、季節がモザイク状に分布して、
複雑なグラデーションを展開する。
根雪が残る山を下れば、里の小川では、蛍の羽化が始まる。
標高と、距離を移動すると、様々な季節感を得られるのが、この時期である。しかし、
都会では、冷房を入れ始めるこの時期に、北国、山国ではまだ、囲炉裏火に鍋を吊るし、
雪解け水で湯を沸かして、味噌か醤油の素朴な汁で、肉や野菜を煮る。
そんな、この季節ならではの旅情も、どうやら今年はお預けとなってしまったようだ。
有り難くないアクシデントが、思いもよらぬきっかけを連れて来る事は、案外と良くある。
危機に遭遇すると、しまい忘れた記憶の走馬灯が、淡い灯をともす。
若いころ通った北国の山里、いろり煮のかすかな舌の記憶を、
我が家の厨房を駆使して、辿ってみる事にした。
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ほんぶの話題
名古屋市は千種区の今池、待ち合わせる人影も無い、目印の、馬の親子のブロンズ像。
鼻づらを塞ぐマスクが、我が輩には、痛々しく思えた。 (2020/5/6 8:50 当方で取材)
事態は長期化しそうだが、動じずに、普段の歩調は維持したいものだ。
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概要
酒、醤油で下味した豚バラを、厚揚げ、コンニャク、数種の野菜と一緒に
胡麻油で炒め、少し薄味の出汁づゆで、10分程煮る。
2~3人前(目安)
ⓣは、タイマー使用マーク。
小松菜、100g位、
茄子、80g位、
大根、100g位、
インゲン、30g位、
人参、40g位、
厚揚げ、中2枚入りから1枚、150g位、
コンニャク、1/2枚、130g位、
豚バラ切り落とし、100g位。
豚バラは、
ⓣ15mi醤油、酒、各小さじ1.5を加えて混ぜ、ラップを密着させ15分置く。
茄子は、半割した其々の中央に、1本切れ目を入れ、2㎝位にカット。
小松菜は、地付きを落とし、茎と葉に分ける。
人参は、皮を剥き、3~5㎜の半月切り。
大根も、皮を剥き、5㎜~1㎝のイチョウ切り。
インゲンは、両端を落とし、半分(5~7㎝)に切る。
厚揚げ、コンニャクは、麻雀牌大にカット。
水、300ml、
味醂、醤油、各大さじ1、
出汁の素、小さじ2、
砂糖小さじ1をを中火で煮溶かす。
(煮汁)
ⓣ<<胡麻油、小さじ2を中火で熱し、
豚バラを炒める。
豚バラに、火が通ったら、
他の具を全部入れ、中火のまま1分程混ぜ炒めて
弱火にし、煮汁を加える。
ⓣ10miふたをして、弱火のまま10分煮る。
ⓣ<<1/3~半量を鉢に盛り、
刻み青葱、七味を添え、
いろり煮、完成!
優しく素朴な煮汁で~(℃℃/
素材其々の味と食感がクッキリ~( ̄Q ̄)/
お酒の後のご飯も~( ̄Q ̄)/
超美味~(‟&℃//
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