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俳句帳(五)
寒中
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雪の思い出
豚汁
定食

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ナイスのクリックも下さいませ(^-^)/ potuu 配信ほんぶ 2018.1.28
寒中のご挨拶
ぽつうのページへようこそ(^-^)/
皆様には、ご愛読頂き有り難うございます。
つい、十日ほど前、春を思わせる暖かさでしたが、
今度は、記録的な大寒波、
お体に障りなくお過ごしでしょうか。

全てのご愛読者の皆様に、
謹んで、寒中のご挨拶、お見舞いを申し上げます。
ここ、名古屋の地も、先週、二度の降雪にみまわれ、
三日を経た今朝になっても、
敷地、道路のそこ此処に、雪を見掛けます。
節分を過ぎても暫らくは、
厳しい寒さが続くと聞きますが、
寒中の寒さは、春の重たい扉とも申します。
三寒四温の頃を経て、徐々にその扉は開いて参ります。
皆様には、御身体、お大切にされ、
春光に遊び、ご静健にて、暖かい春を迎えられますよう、
心から、お祈り申したく存じます。
皆々様各位
2018年1月28日
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俳句帳(五)
寒中
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宵静か 雪の肴や 忘れ事
円白 良雲
雪の思い出
豚汁
定食
雪は、ただ六角形の結晶として、空から降って来るだけではない。
それは、頭の隅からも姿を消していた、遠い過去とともに降って来る。
それは...
昭和から平成になって、まだ間もない頃の冬、
関東が大雪にみまわれた週末、バイト通の友人から連絡が来た。
スポットで現金収入になる、おいしいバイトの口があると言うのだ。
聞くと、府中の、東京競馬場の、コースの除雪作業である。
丁度週末の休みだったのと、小遣いが寂しかったのもあり、
競馬場のコースでの作業に、好奇心もあって、ヨシっと、行く事にした。
待ち合わせた、南武線の府中本町駅は、各業者の集合地になっていて、
大勢の人とマイクロバスで、ごったがえしだ。
なんとか友人を見付け、一台の車に乗り込む。定員オーバーのスシズメだ。
競馬場に着き、簡単な手続きを済ませて、広いコースに出ると、
もう作業は始まっている、っというより、終わりかけている。
広大なコースが、数社の大手ゼネコンの、各担当エリアに振り分けられ、
我輩は、最大手某社の、一番広いエリアに、
大きなスコップを持たされて、数百人の集団に合流した。
やって来るソリの様な運搬具や「ネコ」と呼ばれる一輪車に、
スコップで雪を積み込む作業である。
雪は、土砂などと違い、さほど重くなく、
適度に身体も温まり、快適な作業だ。2時間足らず、
イヤになる前に、仕事は終了した。親方から貰った茶封筒には、
土木工一日分の日当+臨時手当、18,000円。確かにオイシイ。
友人と、タクシーで京王府中まで行き、昼からやっている、
飲み屋兼大衆食堂といった感じの店に入った。
豚汁定食を頼み、棚に並んだ、名もない料理の小皿から、
二種類ほど選び、かじかむ手で、熱燗のコップを口へ運んだ。
旨かったあ"ー
そんな話...

普段なら思い出さない、昔の日常の小さな喜びや困り事、
そんな他愛もない記憶が、雪の夜は、ふとよみがえる。



忘れていた匂い。

雪が連れて、やって来る。
老人少年
2018/1/28
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