
ヨモギ採り
ぽつう
〔特集〕
別冊
2017.5.5
矢田川
ヨモギ採り
& オニギリ

この、小さく書いたオニギリの方が、
実はメインかも。この季節、外でオニギリは、
最高のご馳走と言える。
とは言っても、あくまでも、ヨモギが主目的だ。

名鉄瀬戸線の矢田駅、家からゆっくりの自転車で20分、

その矢田駅から100m程の踏み切は、
もうすでに、矢田川の土手の上だ。

生命豊かな場所を、確保している。

ヨモギを探す必要は無さそうだ。

水辺の、サイクリングコースへ降りると、
更に緑が増し、風が気持ち良い。
水際の木陰を見つけて陣取る。

実は、これをやりたかったのも大きい。
流れを挟んだ、向かいの中洲を眺めながら、
少し遅い昼飯にする。

一個目はシソ昆布、少し固めのごはんは、
パラリと口の中でほどけて、具合がいい。

二個目は梅、飯の塩加減も丁度良い塩梅(あんばい)だ。
こう言う時の沢庵は、すこぶるご馳走なのである。
さて、ヨモギだ。

可愛そうだが、苦味の少ない、
まだ小さな物を摘み取る。
まだ葉の表が黒ずんでいない、
背の低い、軟らかそうな物をさがす。
ヨモギがふんだんに自生する、こうした河川敷は、
ヨモギ採りには最適なのだ。

1人前の天ざる用に、10gほどあれば良い。
裏は白っぽく、表は綺麗な薄緑色の、
若い新芽を少しだけ、摘ませて頂いた。
けして乱獲はしない。
家で天婦羅にし、ざる蕎麦と一緒に頂いた様子は、
rsn 「野暮蕎麦〔二十〕」ヨモギ天ざるで特集した。
老人少年