ぽつう
〔特集〕
別冊
2017.1.16
老シェフのれしぴ
(19)
尾張伝統野菜
越津(こしづ)ねぎを食う

「こしづねぎ」を入手した。全長80cm、長い。
イオンで3本入りで300円チョイ、トートバッグに入らない。

「おしるし」を付けてもらう。
越津ねぎ、旧くは江戸時代、藩の特産品として、
将軍家に献上の記録もある、れっきとした、
尾張地方の伝統野菜だ。
鍋焼きうどん
この、とんでもなく長いねぎを、
1本丸々使った、鍋焼きうどんだ。
土鍋に200mlの湯を沸かし、一度火を止め、
みりん、醬油、各小さじ2、
だしの素、小さじ1.5で、つゆを作る。

全部、矢羽に切った、越津ねぎ1本分を敷き詰め、
卵1個を割り入れ、食べ易く切った、
豚肩ロース、スライス50gをのせ、
蓋をして、弱火で煮込む。

七味と薬味の細ねぎを添える。

驚きは、柔らかさだ。葉の部分まで、
まったく硬さを感じない。

葱の旨味と甘味が、出汁と共にしっかり煮込まれた、
熱々のうどんをズルリとすすると、
葱の芳醇な香りが、フワーっと広がる。
これは旨い。
特上である。
「う」、うどんの部屋担当の
魚雷君
ブロンズ嬢
両氏にはすまぬが、
これはあくまでも、越津ねぎの特集なのだ。
へへ。
某老シェフ
2017.1.16
こしづねぎ
*出荷元
JA愛知北農業協同組合
愛知県江南市古知野町熱田72
電話 0587-55-2273
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