
「おでん親父のバカおでん」
酒肴「今宵のつまみ」四十五、 by rouchef
「試練の秋本番」
独りガラス「ポー」の言い分
カラスの眼(56) 老人少年rsn 著
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ぽんこつ通信電子版第九十七号
ぽつう97by rouzinsyounen‘s…
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ナイスのクリックも下さいませ(^-^)/ potuu 配信ほんぶ 2016.10.6
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ご覧頂き、有難うございます。晴れ間の出た火曜日も、スッキリした秋晴れと言うものではなく。雲の多い、むっとした一日でした。それもその筈で、台風が西からやって来ているからです。反時計回りの強力な渦巻きが西から来ていれば、空気は南から北へ、つまり太平洋からの湿った風が吹くので、蒸し暑いし、晴天は長続きしません。
秋晴れは、台風が通過した6日以後と言う事でしょうか。今日は、熱かった夏の疲れを癒してくれる、冷涼爽快な天気が、やっと味わえそう?
potuu 配信ほんぶ 2016.10.6
「試練の秋本番」
独りガラス「ポー」の言い分
カラスの眼(56) 老人少年rsn 著
「ポー」の庭

名古屋 千種公園 rsn
カラスの眼 第56話本編
トンビを追っ払ってから3日、朝は少し晴れ間が合っても、昼前には小雨になり、夜は蒸し暑い同じ様な日が続いたんだ。でも、今朝は珍しく久しぶりの快晴で、ひんやりとした気持ちのいい風が流れて、やっと秋の感じ。
イチョウの大叔母さんたちは、大きく黄色くなった銀杏の実を、体中いっぱいに付けて、その重さで、全部の枝を真下に向けているんだ。ケヤキや桜やトウカエデの大先輩たちも、枝先に、黄色や茶色になった葉っぱが目立ちだしたし、日が暮れるのも、随分はやくなった。
夜が長くなって、昼間が短くなると、ぼく達鳥の活動できる時間も短くなって、逆に、ネコやハクビシンやコウモリの活動する時間が長くなるんだ。
それから、この時期には、公園の鳥の種類も増えてくる。夏の間は、遠い北国の森や湖にいた鳥たちや、高い山の上で夏を過ごした鳥たちがやって来るんだ。殆どが、海や川の近くや、大きな池のそばなんかに棲み家を造るけど、公園に遊びに来たり、羽根を休めに来たりもするんだ。
やって来る渡り鳥の中には、長い距離の渡りの上に、途中の天候の悪化などで、弱っていたり、怪我をしている鳥もいる。だから、暑い時期は大人しかった野良犬や猛禽たちも、渡り鳥を狙って、公園に姿を現すことも多くなるんだ。
野犬も猛禽も、ネコやハクビシンだけで追い払うのは無理で、カラスが先頭で頑張らなきゃダメなんだ。ぼくらも、木の上と空だけで暮らしている様で、実のところは、水浴び砂浴び、餌捕りなんかの、地面での大事な用事がいっぱいあるんだ。そして、一度野犬に入り込まれてしまうと、ひら場の縄張りが壊れて、ほかの縄張りのネコも公園に入って来てしまうんだ。
遠くから渡ってくるお客さんには、ぼく達の公園で、安心してゆっくりして欲しいし、ぼく達だって安全に暮らしたい。だから今日は、ネコとハクビシンとカラスの、頭と、若いリーダー格も集まって、公園の守りのことを話し合う事になってるんだ。どうしてか、ぼくと、カンタとカーキチもその話に呼ばれている。
本当は、コウゾー親分はまだ早いと言ったのを、二セクロさんがどうしてもと言って、ぼく達を呼ぶことになったらしいんっだ。
「オイ、起きたかいポー。」あっ、コウゾー親分だ。
続く
「ポー」の森

名古屋 千種公園 rsn
Rouzinsyounen
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potuu 配信ほんぶ
「おでん親父のバカおでん」二人前
酒肴「今宵のつまみ」四十五、 by rouchef



我がアルコリストにとって、おでんは特別なご馳走である。
竹輪、60gを2本と厚揚げ、130gを2枚は、丸のまま。
大根1/2本、650g(皮むき後)540gは、縦に二つ割り。
日高昆布15g(出し用カット昆布)と水2Lと具を鍋に入れて30分煮る。(沸騰後は弱火で蓋をする)
酒100mlを煮きり、水200ml、塩大さじ1+小さじ1を加え、割り酒塩を作り、みりん大さじ2と共に加え、更に弱火のまま30分煮る。(長時間使用による、コンロの自動消火に注意、再点火しないと煮えない)
醬油大さじ1、だしの素(鰹系)小さじ2を加えて火を止め、ここで煮汁の塩加減を見る。火を止めたまま2時間置く。(本当なら半日置きたい。大根の染み方が全然違う。)
2時間(出来れば半日)経ったら、今度は最初から弱火で30分煮れば、「おでん親父のバカおでん」が完成する。

揚げも竹輪も大根も、一個でも、料理としてそれぞれ成立する一品である。

勿論昆布もうまい。酒と練辛子を用意したら席に着こう。

大量の煮汁は、そのままうどんのつゆになる。ネギの薬味と七味は、シメまで見越して段取りして置くのがスマートだ。

2016/10/5
某老シェフ