「竹輪の竜田揚げ」ワサビを隠しスパイスに
酒肴「今宵のつまみ」十三、 by rouchef
「紅葉山医王堂」と残暑の「覚王山弘法市」
〔覚王山深入り〕其の十四  rsn 
「クスノキの大婆ちゃん」
独りガラス「ポー」の言い分
カラス(24) 老人少年rsn 著
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ぽんこつ通信電子版第六十五号
ぽつう65by rouzinsyounen‘s
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ナイスクリック下さいませ(^-^)/potuu 配信ほんぶ 2016.8.23

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「竹輪の竜田揚げ」ワサビを隠しスパイスに
酒肴「今宵のつまみ」十三、 by rouchef

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           生で胡瓜を突っ込んだりして食べる、そう、あれを揚げました   rsn

「今宵のつまみ」
 旨い、安い、早い、そして簡単、言うのはそれこそ簡単だが、この4条件全てが当てはまるのは、中々むずかしい。
 小型の、生食用竹輪を使う。短時間で揚がるから衣が焦げず、醬油の香ばしさが丁度言い。
 竹輪4本は縦2つ割に切り、醬油小さじ2にワサビ小さじ1/2を良く溶いたものを、よく絡める。薄力粉、片栗粉各大さじ1を、粉の状態で良く混ぜたものをまぶしつける。
 180℃の油で1分、竹輪が膨らみ出したら直ぐ上げよう。
 茹でもやし半袋分は、湯を切り、ごま油、ガラスープの素(顆粒)各小さじ1、醬油3~4滴と和えた。
 ワサビは、入っていると言われても分からないが、油のしつこさを和らげ、爽やかな風味をプラスしてくれる。まさに隠しスパイスの真骨頂と言える。
 万国のビール党員諸君、今こそ団結せよ。竹輪の輪。
                           某老シェフ

「クスノキの大婆ちゃん」
     
                                     独りガラス「ポー」の言い分

  カラス(24) 老人少年rsn

「ポー」の庭
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   名古屋 千種公園南西口花壇付近から西側外周遊歩道入口〈朝〉rsn      

カラスの眼 第24話本編
 「嫌だよう、お前たちまたそんな物をぶら下げて。オヤッ、鳴き下手のポー助かい?、お前までどうしたんだい今朝は?」
 とにかく大婆ちゃんの口の悪いのは、天下一品なんだ。挨拶の一発目からこの調子だから降参だ。勿論、これでおしまいな分けが無いんだ。
 「だいいち、この子達が、チュンチュン機嫌良くやってっる所へ、なんだってオマエら2羽もして、邪魔しに来たんだい。カーカー騒ぎに来たんなら、サッサと返んな。でないと、トンビでも鷹でも呼んで追っ払うよ。」
 とまあ、こんな具合で物騒なんだ。
 「大婆ちゃん、ぼくらは騒ぎに来たんじゃないんだ。ほら、カーキチだっておとなしいでしょ、だからトンビなんか呼ばないでよ。」、ぼくがそう言っても、大婆ちゃんも頑固なんだ。
 「そんなうまい事言って、結局あたしをからかおうったって、そうはイカの塩辛ってんだ。そこのカーキチだってそうじゃないか。さっきその気味の悪いゴミを、もって行ってくれたんで、ガラクタカーキチもたまには役に立つと思ってたら、また持って返って来るんだから、目も当てられないね。オヤッ、随分と小さくなっちゃったけど、カーキチお前まさか、バカだねー、食っちまったのかい。」
 「食ってなんかネーよ、大婆ちゃんのバカ。」、やっとカーキチが言い返したが、ひと言だけ多かったんだ。
 「今あたしをバカって言ったねっ、この天然ガラスッ。」、カラスはみんな天然だけど、そんな事より、もう大婆ちゃんはカンカンなんだ。
 「あたしの曾爺ちゃんの、そのまた曾爺ちゃんがいたころは、カラスと言やあ空じゃあ一番あーん偉い神様だったんだ。だから、その黒いお揃いの服と立派な口箸を、お天道様から頂いて、みんなの死骸を片付けたり、無駄な争いを仲裁する、賢い頭を授かったりもしたんだ。」
 また、いつもの分からない話が、始まった。しかも、べらぼうに長いんだ。困ったぼくらが顔を見あわせていると。
 「お前達、ちゃんと聞いてるのかいっ、」
 「ハイッ、」ぼく達の心声が、ここだけはピッタリと揃った。
 「おとなしくして、良~くお聞きよ。」また大婆ちゃんの、ちんぷんかんぷんで長~い話が再開してしまった。
 「カラスは、そうして授かった知恵と力を、今度は持て余しちまって、弱い者いじめや仲間争いに、使い始めたんだ。それで今じゃ、こんなチンピラどもに成り下がっちまったんだよ。全く情け無いじゃないか。」
 「ぼくらだって、ちゃんと反省してるよ。」
 「もう、大声は出さないよ。」、ぼくらがそう言っても、大婆ちゃんの機嫌は、そう直ぐには良くならないんだ。
 「だから、その大きな声だってそうじゃないか。元々は、みんなに危険を知らせるサイレンとして、お天道様から頂いたのに、今はカーカーみんなを脅して回ってるじゃないか。」
 「ダメだ、相手が悪い。この長いフニャフニャのゴミが何だか分かんなくても、もうどうでも良くなったよ。」、とうとうギブアップしたカーキチが、凄く小さな心声で言ったが、もう既におそかったんだ。
 「相手が悪いだって?あたしの事かい。中途半端で逃げ出そうったって、そうはイカの足でも食いなってもんだ。だいいち、あたしに何か用があったんじゃないのかい。」地獄耳なんだ。
                            続く 

「ポー」の庭    
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     名古屋 千種公園南西入口の大クスノキ(早朝)           rsn
                                 Ruzinsyounen 

「紅葉山医王堂」と残暑の「覚王山弘法市」

〔覚王山深入り〕其の十四  rsn 

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     名古屋 覚王山 紅葉山医王堂、通称「鉈薬師」        rsn

〔覚王山深入り〕其の十四
 8月21日、日曜日の弘法市となった残暑の覚王山に、取材に出た。朝から諸用があり、油照りの中、午後1時の出発となった。いつもの縁日のルーティ-ン通り、忍猫坂を登り、紅葉山医王堂を訪ねた。堂内は撮影禁止だが、お堂の外からなら、堂内も可と言うので、今回始めて「円空十七仏」を、不鮮明ながらも画像に納めた。左右両陣に十二神将、そして、左陣の手前隅に小さく背を曲げ合掌する、救脱菩薩が見える。内陣中央に本尊薬師如来。その両翼に、阿弥陀、観音、日光、月光の一如来三菩薩となる。本尊を除く十七体は、かの円空の作である。
 何度も、解体移築、修理されたお堂の梁、柱の多くと、「円空十七仏」は、名古屋城築城時の、御用材による事が、近年の調査で分かっている。
 紅葉山の森の中にある、この医王堂の辺りは、蝉時雨の涼しい一角だ。
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     紅葉山から、一歩外へ出ると猛暑の午後だと、一瞬で思い知らされる。それでも少年期からの縁日好きの習性は健在で、流れる汗を拭きもせず、足取りが加速する。
 あまりの暑さに、午前で店をたたむ所もあり、少しまばらだが、どの露店も旨そうな物がゴロゴロしていた。                          
                  Ruzinsyounen 
8月21日更新の

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に、参道で見付けたお洒落な工房の、ミニリポートをスポットしました。ぜひご覧ください。               rsn

      またみてね(^-^)