簡単「基本茄子」
酒肴[今宵のつまみ]七、 by rouchef
特集 俳句帳 ()、 残暑草
potuu個裸無,小楽夢(4)コラム,コラムrsn
「恨み」より「誇り」、「憎しみ」より「責任」
独りガラス「ポー」の言い分
カラス(18) 老人少年rsn 著
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ぽんこつ通信電子版第五十九号
ぽつう59by rouzinsyounen‘s
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ナイスクリック下さいませ(^-^)/potuu 配信ほんぶ 2016.8.13

ぽつうのページへようこそ(^-^)/
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ご愛読者の皆様に、謹んで、残暑、猛暑、お見舞い申し上げます。
 容赦無しの猛暑が襲い掛かる中、今年も高校野球の季節、オリンピックもあって、エアコンとパソコンとテレビ、3人のご主人様に使える奴隷の身に甘んじて居ります。
 無理と気兼ねは体の毒と申します。食欲と睡眠時間の保持以外は、この際色々と気にされず、事情の許す限りで、ごゆるりとなされてはいかがでしょう。
 弊紙も、明、明後日(14.15両日)、ブログの更新をお休みいたします。悪しからず
ご了解下さい。
 尚、rsnグラフダイアリーは毎日更新ですのでご覧下さい。
                                  Potuuほんぶrsn

簡単「基本茄子」切って揚げる、それだけ。
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 この一枚、こちらの都合だけで添え書きを打つと、「撮影用の醤油さしと、箸置き、すだれを買いに、3軒の100均を炎天下、自転車で走り回った。の件。」となり、料理と無関係なのでボツ。   って、「」とか付けてちゃんと添え書きしちゃってますけど。 ほんぶにて撮影 rsn

 酒肴 [今宵のつまみ七、  by rouchef
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 茄子は、立秋を過ぎると自動的に「秋茄子」と言うブランド名を名乗る様になる。今では生産者の努力で、一年を通じて美味しく頂けるが、旬の趣と言うものは大切にしたい。
 茄子はへたを落とし、皮を四筋、稲妻にむき、2cmの輪切りにして、180度の油で3分揚げる。途中で返さないと、片面だけ黒くなり過ぎる。
付け合せに、きのこを3本揚げたが、こちらは1分足らずで良い。きのこは、何分も素揚げすると、正体不明のミイラに変異する事が、実験上分かっているので注意しよう。
酒やビールに合わせるなら、シンプルにおろし生姜を乗せ、濃い口醤油をかけて頂くのがベスト。秋茄子はオレに食わせろ。
                              某老シェフ

          特集 俳句帳 ()、 残暑草
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                   千種公園の噴水    rsn 

          噴水の  水音にふと足を止め

 盆休みの、ひと気の少ない公園を歩いていると、センサーか何かあるのか、突然ザーザーと音を上げる噴水に足を止めた。

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        落ちてしまった、小さなイチョウの実  
                       千種公園   rsn


        幼きを  落ち踏まれてかイチョウの実
 
     小さな内に、落ちてしまった銀杏の赤ん坊、身に沁みて哀れ也。

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         テニスコート前、木陰にベンチがポツリ。 
                        千種公園  rsn
          
         西日時  木陰守りして  空ベンチ
 
 普段なら子供たちの声がにぎやかな、西日時の公園。盆休みの間、蝉の音すら静寂の部品となる。
 夏が通り過ぎて行く匂いがした。

                   「 残暑草 三句 」   円白 良雲

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*我が家のすぐ前はバス通りなので、車が通る音はもう慣れっこで、普段気にしていない。なので、盆休みの様な、本当に静かな時は、かえって落ち着かないという、悲しい事が起こる。
*車が見たければ(それはないが)窓を開ければ、好きな時にいくらでも見られる。それが我が家の、偽らざる普段の環境だ。しかし、この盆休みに限れば、そうは行かない。
*「山の日」のせいもあるだろう。一般車はどこかへ消えてしまったようだ。バス通りなので、時々バスは通るが、あとは、信号が独りでパチクリしているだけで、人通りも無く不気味だ。
*その、時々通るバスも客が空なので、いつもの「ガッコンブルブル」ではなく「パッスンシュルシュル」と、音まで軽快だ。
*何か、独り世の中から取り残され、この町だけ別次元を彷徨ってはいないかとすら、ふとおもってしまう。ごくごくたまに通る一般車が、不思議なものに見えてくるから異常だ。
*そのうちに、今日は生ゴミの日なので、ご近所がゴミを出し始め、市の収集車も走り出して、凡身もほっとして日常の感覚に戻ったのである。
*普段気付かぬが、実は間違いなく、この都市社会に心身共にいだかれ、組み込まれている自分が、ここに居るのを、見た思いがした。
rsn

   「恨み」より「誇り」、                  「憎しみ」より「責任」
独りガラス「ポー」の言い分

     カラス(18)                                老人少年rsn 著
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      清明山の中心的シンボル、清明神社。平安の陰陽師、安部           清明所縁のミステリースポットで、この小さな社殿に全国か           ら参拝者が訪れる。    名古屋 千種区清明山  rsn

カラスの眼 第18話本編
 「ムクドリから離れろ、東の橋に集まれっ、カアー」公園ガラスの頭、コウゾ-親分が総勢50羽のカラスに命じた。そしてぼくの方にやって来た。いや、そうではないんだ。正確には、清明山の頭、オンミョウ親分と一緒に、ぼくの所に居る徳川園の群れ長、トクサン親分の所に来たんだ。
 「トクサン、これ以上ムクドリたちをかまっていると、猛禽の連中と交ざっちまって、一丁何かあると後が簡単じゃ済むまねえ。」コウゾー親分が言うと。群れ長も応えて言った。
 「言うとおりです。この、おたくの所の若いのみたいに、皆んな賢いカラスばかりだから、心配は無いですが、用心に越したことはありません。」、トクサンは、ぼくのヘマな軽はずみの事など一言も言わず、頭に来て飛び掛ったりした、ひどいぼくを、「賢い」なんて言ってかばってくれたんだ。
恥ずかしいのと済まないのとで、ぼくは泣きそうだったので、親分たちと離れて橋へ向かった。その間も、トクサンが見せた貫禄を思い出し、やっぱり、ただ乱暴に強いだけでは、皆から尊敬される偉いカラスになんか、絶対になれないと思ったんだ。
東の橋と言うのは、清明山の真北の土手から少し東の、宮前橋の事で、着くともう西側の欄干は、カラスで真っ黒になっていたんだ。
いつもは顔を合わせる事がない、別の群れのカラス同士、話が弾んで、頭が痛くなるほどの、心声が飛び交っていたんだ。
「兄弟、聞いてくれ。」到着したコウゾー親分がみんなに話を始めた。「齢の足りる奴は3年前を思い出してくれ。覚王山のゴンニー親分も入れた、おれ達4羽の頭衆は、親同士どころか、直接でも殺し合いの争いを、ついこの間までやって来た仲だ。
現におれは、トクサンにとっては親の仇だ。難しい事は山ほど在ったが、今じゃあ全部乗り越えて、こうして力を合わせる事が出来る様になった。これからも、為にならない争いなんか止めにして、これからの若いもんが、つまらない苦労をしねえように、仲良くやって行こうじゃないか。」
「本当にその通りだ。」、とオンミョウ親分、そしてトクサンも「コウゾーさんの有難い話に、皆んな鳴き合わせで答えようじゃないか。」すると、それを合図に「カアー、カアー、カアー」と、一斉に声を上げた。
ぼくも負けずに「ポオオオー」と、大きな声で叫んだ。他の群れのカラスは、「ポー」と言う声に少しびっくりしたが、笑ったりする者は、1羽もいなかった。
「オンミョウ、後は頼む。」コウゾー親分に頼まれた清明山の頭は、「ヨーシ、ここからはおれに付いてきてくれ。清明神社まで引き上げて、そこで解散だ。猛禽の奴らに舐められねえ様に、しっかり固まっていこうぜ。」と言って橋から急降下した。
真ん中は清明山、右は徳川園、左はぼくたち公園の群れの隊形で、川の水面ギリギリを、西日を正面に受けて滑る様に飛んだ。そして、まだムクドリを追い回している、トンビ達の居るすぐ手前で、急上昇しながら左へ飛んだ。
西日の反射が眩しい、ナゴヤドームをすぐ右に見下ろし、あっという間に清明神社へと、急降下した。群れを持たない猛禽の奴らには、絶対に真似の出来ない、カラスの底力を、独りガラスのぼくも、誇りに思った。
 Ruzinsyounen続く

                           またみてね(^-^)/p