Ponkotutuusin
野暮蕎麦
80003
ぽつう
no70
2019.7.13
とろろざる
夏の精を付ける
大和芋でざるの1膳
最後は蕎麦湯を足して、とろろ汁でおなかにやさしく
とろろざる
食欲が無い時、
精を付けるなら、山芋だ。
蕎麦なら、尚の事箸が進む。
夏は、蕎麦と言う場面も多くなる。
今回は、誰でも手軽に愉しめる、超簡単レシピだ。
市販のそばつゆ(ストレート)100mlを量る。
器に入れ、量りに乗せて0設定する。
上から、大和芋をすりおろし、器に直接落とす。
大和芋は、*50gまでおろし、ワサビ2~3gを加えて、
つゆと良くまぜる。
湯を沸かし、蕎麦1束(80g)を茹でる。
*おろし器に、くっついた分だけでも、5g以上あるので注意しよう。
蕎麦が茹る間に、道具を片付け、盛りざるを用意する。
とろろの食感と風味を、のど越しまで愉しむには、
蕎麦のコシが欲しい。茹で上がったら、瞬時に荒熱をとる事が重要だ。
全開の水道水の、勢いの良い流水で、手早く麺の温度を下げるのが良い。
乾麺の場合は、いきなり氷水で冷やすと、
麺が硬くなる「茹で戻し」が起き、バサバサ感の原因になる。
氷は、流水〆で、滑らかなコシを付けた後に、使用したほうが良い。
とろろのトロミと、
蕎麦のコシとが生み出す、
この爽快なのど越し感の歴史は、我々の寿命などを遥かに超える。
この場合、お上品は大敵である。
ズルズルと、やかましくススルのが、
最も旨い事は、すでに歴史が証明している。
最後に、蕎麦湯(茹で汁)を注げば、
蕎麦、山芋、ワサビ、海苔と出汁の、
風味豊かな、とろろ汁を楽しむ事が出来るし、
おなかを冷やす事も無い。
日本蕎麦の文化は、
奥深く合理性も高い。
のだ
印
5個
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