今日は爽やかな天気。春らしい日もほとんどないまま梅雨になってしまうんじゃないか、と思うような天気が続いたけれど、やっぱり春である。
でも、そろそろ若葉も色づいて夏がやってくる。月日は早い。
春過ぎて夏来たるらし白妙の衣干したり天香山
毎年、木々の緑にはっとさせられる時、この歌を思い出す。
禁足地である香具山に衣を干すことができるのは天女。禊のために天から降りてくるのだ。衣は人間の世界に降りるための羽衣。今年も天女の舞い降りる季節になったのだなぁ。
この歌をそう読み解いている人もいる。
でもそんなに難しく考えなくていい。鮮やかになってきた緑と白い衣のコントラスト。それを想像するだけでなんだか気分が上がるじゃないか。
だから私は夏に白いシャツを買う。飽きずに毎年毎年だ。この歌を思い出すから。鮮やかな緑にぴったりな白を身にまといたいから。
