アトピーを治して再発させない方法
アトピーを治すには、消化能力が強くならないとアレルゲンとなる食品の抗原が“解毒”できませんので、胃腸機能の強化は必須です。
よく「子供の頃はアトピーだったのに、大人になるにつれ、治ってしまった」というケースがありますが、こうした例は、胃腸機能の改善、強化と決して無縁ではありません。
実際、ある程度の胃腸機能がしっかりしてくれば、それだけでアトピーの症状は改善してきます。
まず、むくみがとれ、全身がしまってきます。
胃腸の働きが正常になるにつれて、顔や体がすっきりしてくるように感じられます。
逆に、胃腸の悪い人は、お腹はいつも張りぎみで体もむくみがちです。
アトピーの方の顔や首、ひじのあたりは、むくんでしわになっていることが多いようです。
これは、小腸の働きが悪い為水分代謝がうまくいかず、余分な水分が体に溜まってしまうために起こります。
さらに消化管ホルモンの分泌が正常でないと、腸管の動きが悪くなり、主に腸管粘膜から血管作動性物質がでて、皮膚毛細血管の血行障害が起こり、うっ血がおこります。
そのため、顔や首、ひじなどにむくみがでてしまうのです。
また、腸の働きが悪いと、胃液や十二指腸液などの消化液の分泌がうまくいかず、さらに、腸管の粘膜の腫脹が起きてしまうために、栄養の吸収力も落ちてしまいます。
胃腸の働きが改善されると、こうしたお腹の張り、むくみがとれてきて、全身がしまってきたように感じられるはずです。
もちろん、体力も充実してきますし、血液循環もよくなり、皮膚に張りやツヤが現れてくるようになります。
結果、アトピー性皮膚炎も改善するのです。
このように、アトピー性皮膚炎は、皮膚ばかりに目が行ってしまいがちですが、全身が関わる慢性病なのです。
全身に目を行き届かせ、どこが悪いのか、身体のどの箇所がうまく働いていないのかを考えてそれを治していけば、アトピーの症状も改善していくのです。
アトピー性皮膚炎完治が視野に入って来るのです。
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